クレジットカードお役立ち情報 身に覚えのない請求があった時の確認内容と対処法

投稿日時:2021.04.07
クレジットカードの利用明細を見て、身に覚えのない請求があったら驚いてしまうかもしれませんが、慌てずに対処することが肝心です。
自分の勘違いだということも大いにありますので、どんなことを確認すればいいか、そのポイントについてお話しします。
合わせて、不正利用を防ぐための方法や、セキュリティ対策が万全のクレジットカードもご紹介しますので、クレジットカードを使うのは不安だなと思っている方も、ぜひ参考にしてください。
クレジットカードは正しく使えば、そんなに不安に思う必要はありません。
身に覚えのない請求が来た時の対処方法
クレジットカードの明細書を見て、「こんな買い物したっけ?」と思うものがあったら、どうすれば良いのでしょうか。
まずはクレジットカード会社に連絡が必要ですが、とにかく早めに動くことが大切です。
自分の勘違いではなく、本当に不正利用されていた場合、すぐにでもカードの停止手続きをしてもらわないと、被害がどんどん拡大してしまうからです。
不正利用かどうか確かめるためには、利用明細書の次の4つの点を確認してください。
①明細書の日付を確認
最初に確認するのは、カードを利用した日付です。例えば、3月1日にインターネットでお買い物をしたとします。
しかし、明細書上の利用年月日が3月10日になっている。この日に買い物はしていない!と思ってしまうかもしれませんが、少し注意が必要です。
普通は買い物をした当日、もしくは翌日に決済処理がされることがほとんどなのですが、お店によってはかなり遅れて処理されることがあります。
上記の例ですと、利用したのは1日なのに、お店側が経理の処理をして、クレジットカード会社に請求をしたのが10日ということになります。
カード会社としては、お店から請求が来なければカードの所有者に請求することができませんから、いつ所有者に請求が来るかはお店次第ということになるのです。
ですから、実際に使った日と一致していなくても、その近辺で同額のお買い物をしていれば、特に問題はないでしょう。
ただし、買い物の履歴を調べて、その近辺でクレジットカードを全く利用していない時には、不正利用の可能性があります。
②どこで使ったかを確認
こんなお店で買い物してない!と思った時にも、ちょっと待ってください。利用明細に表示されているのは、必ずしも「店舗名」だとは限らないからです。
その店舗を出している親会社の名前ということもありますし、クレジットの決済を代行している会社が表示されている場合があります。
ショッピングモールなどで利用すると、個々の店舗名ではなく、モールの名前であることも。
その近辺の日付で、同じ金額を使っている場合には、このケースに当たると考えられます。焦らず、金額などをしっかり確認するようにしましょう。
③家族が使っていないか
家族カードを発行している場合にも注意が必要です。家族カードの利用分は親カードにまとめて請求されますので、家族が使って、報告を受けていないだけかもしれません。
日付もお店も、金額も覚えがないという時には、家族にも確認してみましょう。
④海外サイトの利用分も忘れずにチェック
海外のサイトを利用した場合に、購入した金額の為替損益が生じる場合があります。
たとえ国内のサイトだったとしても、外貨建てで決済していれば海外サイトと同じ理由で調整が入ります。
そうしますと、使った日付も金額も覚えがないということになってしまいますが、海外サイトを利用した日がその少し前にあるなら、為替の調整分だと思えばいいでしょう。
たまにしか支払いのないものを忘れている可能性も
実際に買い物をしていれば、記憶を辿ることもできると思いますが、年会費などたまにしか支払わないものは、そもそも支払いを忘れてしまっていることがあります。
- クレジットカードの年会費
- ドメインやサーバーの利用料など
年払いにしているような会費の類ではないか、よく考えてみてください。
こんなの使ってない!不正使用された場合の対処法
しかし、何度見ても覚えがない、原因がわからないとなったら、いよいよ不正利用を疑ってみましょう。
そう思ったら、すぐにカード会社に連絡をします。
カード会社に連絡し不正利用を伝える
カード会社に連絡して不正利用を伝えるのは、すぐにでもカードの利用を停止してもらうためです。
今使っているカードを停止してもらわないと、どんどん使われてしまうからです。カード会社に連絡をすると、以下のようなことを聞かれます。
- カードを無くしていないか(今手元にあるか)
- 海外で使ったか
- 暗証番号をメモしていないか
色々と聞かれると思いますが、正直に答えます。その上で、不正利用だろうということになると、カードの利用が停止されます。
カードを紛失した場合には警察への届け出も必要
もしも今カードが手元になくて、どこかで無くしたか、もしくは盗まれた可能性があるという場合には、すぐにでも警察に届け出ましょう。
カードに盗難保険などがついている場合でも、警察に届け出ていることが条件になっていることが多いです。
なくなったままにしておいては補償がおりないケースもありますので、こちらも速やかに手続きをしてください。
クレジットカードの利用停止と再発行
クレジットカードが利用停止となると、次のカードが発行されることになります。その場合は、
が一新されたものになります。次のカードが来るまではやや不便ですが、しばし我慢です。
自動引き落としにしている支払先の変更を忘れずに
クレジットカードを再発行した場合には、これまでカード払いにしていたものの引き落とし先が変わるので、忘れずにカード情報を変更しましょう。
- 電気、ガスなどの公共料金
- 会員制サイトの会費
- 電話の通信料金
- Amazonなどの通販サイトのカード情報
特に、スマホの料金をカード払いにしている人は注意してください。機種代も含めて、分割払いをしている人が多いと思います。
カードを切り替えたことによって、支払いが滞ってしまうと、滞納とみなされて信用情報(クレジットヒストリー)に傷がついてしまうこともあるからです。
新しいカードが来るまで、請求書払いにしてもらえるように連絡をしておいが方が良いでしょう。
不正利用分は補償される!ただし補償期間は届け出した日から60日以内
カード会社の調査によって実際に不正利用されたとなれば、大抵は補償されますので、安心してください。過去60日遡って補償されますので、実質的な被害はほぼないと考えて大丈夫です。
ただし、補償期間が60日しかありませんので、早めに届け出ることが大切です。
補償されない場合もあるので気をつけて
中には補償されないケースもありますので、注意が必要です。
- カード所有者に過失があった場合
- 家族が不正利用した場合
- 同居人が不正利用した場合
- 友人、知人に貸した場合
- 60日以上経ってしまった場合
注意したいのは、暗証番号とパスワードです。ネットショッピングなど、面倒だからといくつも同じパスワードを使っていませんか?
パスワードを使いまわしていると、不正利用されるリスクが高くなります。この場合、補償の対象になりませんので、大きな被害となる可能性もあります。
また、家族が使った場合も、本人が知らなかったといっても補償の対象にはなりません。カードの名義人以外は利用できないように、細心の注意が必要です。
カード所有者に過失があった、とされると補償の対象外となってしまうことがあるので、クレジットカードの使い方は、日頃から注意しておくことをお勧めします。
身に覚えのない請求が来ないようにする2つの対策法
不正利用されないためには、どうすれば良いのでしょうか。
日々、自分がどういった買い物をしているかを確認するとともに、セキュリティ対策がしっかりしているカードを選ぶことも大切です。
1.明細書をきちんと確認しよう
紙の明細書が送られていた時には、封筒を開けてなんとなくチェックしていた人も、WEB明細になってしまったら、あまりチェックしなくなったということもあるのではないでしょうか。
しかし、それは危険です。カードというのは、利用した翌月に請求が来ますから、利用の締切日直後に使った場合は、明細が来た頃にすでに30日以上経っていることもあるからです。
それを1ヶ月くらい放置していたら、60日などすぐに経過してしまい、たとえ本当に不正利用だったとわかっても、補償されない可能性があります。
WEB明細は必ずチェックし、身に覚えのない請求があれば早めにカード会社に連絡をしましょう。
2.セキュリティ対策がしっかりしているカードを使う
明細書をまめにチェックするのも大事ですが、そもそもセキュリティ対策がしっかりしているカードを使えば、なお安心です。
どのような条件がセキュリティ対策がしっかりしているというのか、例を挙げてみます。
- 3Dセキュアに対応
- セキュリティコードの入力
- 顔写真入りのカード
などです。3Dセキュアとはネットショッピングでの安全を守るシステムで、カード番号とは別に、「秘密の質問」などを入力することで、より安全に使おうというものです。
また、店舗でもすぐに偽物だと見分けられるよう、免許証のように顔写真入りのクレジットカードも出てきました。
では具体的に、このカードなら安心!というセキュリティ対策が充実しているクレジットカードをご紹介します。
三井住友カードナンバーレス
三井住友カード(NL)は年会費無料で持てるお得なクレジットカードです。充実した海外旅行保険が付帯するなどスペックも高く、メインカードとしておすすめの1枚です。
万が一の盗難・紛失があっても安心の「カード紛失・盗難受付デスク」が365日、24時間対応してくれますし、カード本体にはセキュリティコードやカード番号などの重要情報が印字されていない為、店頭でも安心して利用頂けます。
このカードは以下の店舗でポイント+2%上乗せ、Visaのタッチ決済もしくはMastercardコンタクトレスなら更に+2.5%上乗せの5%還元ですから、還元率も高くお得なカードです。
- セブン-イレブン
- ローソン
- ファミリーマート
- マクドナルド
最短5分の即時発行にも対応していますので、今すぐ使いたいという方にもおすすめの1枚ですね。
年会費 | 無料 |
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特典 |
・最短5分で即時発行 ※即発申込に関しては19:31~8:59は時間外の為、申込不可 ・セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、マクドナルドで+2%上乗せ ※一部ポイント加算対象とならない店舗および指定のポイント還元にならない場合あり ※一部Visaのタッチ決済・Mastercardコンタクトレスがご利用いただけない店舗あり ・最高2,000万円の海外旅行傷害保険付帯 ・選んだ3店舗で常にポイント2倍 |
ワンタイムパスワードのJCB CARD W
JCB CARD Wは年会費無料で基本還元率が1%と高還元にて大人気の1枚です。
ネットショッピングの際のJ/Secureワンタイムパスワードを導入し、買い物ごとにパスワードが発行されますので、パスワードの使い回しによる不正利用を防げます。
また、365日ずっと、不正利用がないかのモニタリングをしてくれているので、いつもと違う使い方があった場合には、すぐに検知してくれます。
JCB CARD Wも年会費無料にも関わらず海外旅行保険や海外ショッピング保険が付帯するスペックの高いカードで、このカードは優待が大変豊富なクレジットカードですので日常生活をお得に楽しめるカードです。
年会費 | 永年無料 ※申し込みは39歳まで |
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スペック |
・J/Secureワンタイムパスワード ・不正利用検知のモニタリング実施 ・最高2,000万円の海外旅行保険(条件付きの利用付帯) ・最高100万円のショッピングガード保険 ・ポイントが常に2倍 ・郵送の明細書なし ・Apple Pay、GooglePay利用可能 |
不正利用されないように細心の注意を
万が一不正利用されたとしても、調査の結果そうだとわかれば、被害受けた分は補償されることがほとんどです。
しかし、一部補償されない条件もありますし、新しいカードが発行されるまでクレジットカードが使えないなど、不便なこともあります。
利用明細をこまめにチェックしたり、パスワードを使いまわししないなど、細心の注意を払い、なおかつ、セキュリティ対策のしっかりしたカードを選ぶことで、身に覚えのない請求を受けるリスクも低くなるでしょう。