学生向けクレジットカード 【学生向け】クレジットカードの作り方!クレジットカードを作るメリット

投稿日時:2018.04.10
学生がクレジットカードを持つのは良くないなんて言う人がいます。でもそれを鵜呑みにしては損しますよ。なぜなら学生クレジットカードには、一般カードにはないメリットがどっさりあるからです。
クレジットカードは、むしろ学生時代にこそ作るべきなんですね。その理由をこれからじっくり解説します。併せてカードの作り方もご紹介しますので、ぜひあなたも初めてのクレジットカードを手にしてください。
学生ってクレジットカードを作れるの?初心者の疑問に答えます!
そもそも学生はカードを作れない、もしくは作りにくいと思っている方もいるかもしれませんが、事実は正反対です。「学生が無理してカードを作らなくても」なんて言われたって諦めることはありません。
本当は学生時代こそ、クレジットカードに入会しやすいんです。
クレジットカードは18歳になれば誰でも作れる
原則的にクレジットカードは、18歳の誕生日を過ぎていればどなたでも申し込めます。これは一部年齢制限のあるカードを除いて、どのカードも同様です。
もちろん学生もOKですが、高校生はNGですよ。より正確に言うと、高校を卒業して進学した人であればクレジットカードを作れるのです。
未成年の方は親権者の同意が必要ですが、入会審査に通れば、クレジットカードを持つことができます。
学生時代は親の信用で審査に通る
「それにしても学生なのにどうして審査に通るの?」と疑問に思った方もおられるでしょう。確かに学生の収入といえばせいぜいアルバイト程度。その年収や社会的地位は、とてもクレジットカードの審査基準を満たしているとは考えられませんよね。
にもかかわらず学生が審査に通るのは、実は親御さんの信用のお陰なのです。といっても、親が審査される訳ではありませんよ。
カード会社は、学校に通えて生活が成り立っている人なら、親の経済的な後ろ盾(信用)があると判断してくれます。生活していれば経済活動が生じますから、カード利用も見込めるという訳ですね。
学生の方は審査に通りやすい
学生の方は一般の方よりも、クレジットカード審査に通りやすいのです。カード会社は将来有望な顧客を少しでも多く囲いたい為、学生に対して対応も柔軟です。
カード会社は、学生のうちに会員を取り込んでおけば、社会人になった時には今よりもっとカードを使ってくれると考えるんですね。
「学生時代はカードを作りやすい」というのは、こういったカード会社の思惑とも関係しているのです。
学生の方でも信用情報に傷があると審査に落ちてしまう
しかしいくら学生でも、信用情報に傷があっては審査をパスすることはできません。信用情報とは金融関連の個人情報で、クレジットカード審査では誰でも必ずチェックされます。
- クレジットやローンの申し込み・契約に関する個人情報
- 申込内容や契約内容、支払状況、残高が記録されている
- カード審査では必ず個人信用情報を照会される
これまでクレジットカードを一度も使ったことがなくても安心はできません
- 一度に複数のカードに申し込んだ経験がある( 多重申し込み)
- 名義貸しをやったことがある
- ローンを滞納してしまった
もしも過去に、このようなことがあれば、信用情報に傷がついている可能性がありますよ。
学生はスマホのローンの未納にもご注意
信用情報の傷となる原因について、上から順に解説しましょう。知らない方が多いのですが、短期間に複数のカードをまとめて申し込むと、一時的に審査に通らない状態に陥ります。
クレジットカードの申込みは「一件ずつ期間を置いて」が原則です。名義貸しは、アルバイト感覚で手を出す学生が後を絶たないのですが、これ自体が利用規約違反ですし信用情報にも傷がつく危険な行為です。
最後のローン延滞は、自分は無関係と思う方も多いでしょう。でもスマートフォンのローンを延滞する学生が増えているってご存知ですか?未払いが2ヶ月を超えれば長期延滞となり、5年間はカード審査に通りません。
さて、ここまでで思い当たることはありませんでしたか?それならあなたもきっとスムーズにクレジットカードを作ることができますよ。
学生時代にクレジットカードを作るメリット
次に学生がクレジットカードを持つとどんなメリットがあるのかを具体的に見ていきましょう。またカード利用において注意すべき点も併せてご説明します。
- クレジットカードがあると支払いが便利
- カード明細は家計管理の味方になる
- 海外旅行や留学に役立つ
- ポイントが貯まって現金よりお得
- クレジットヒストリーを早くに構築できる
- 現金より安全
クレジットカードがあると支払いが便利
近頃はクレジットカードがないと不便なサービスが増えてきました。例えば以下のようなサービスも、カードがないと不便だったり、サービスそのものが使えないことも。
- オンラインショッピング
- オンラインゲーム
- ETC利用
- ホテル宿泊
- 電子マネーチャージ
クレジットカードが必要なサービスは、今後もますます増えていくでしょう。学生時代からカード利用に慣れておくことは、現代社会にとって必要不可欠だと言えます。
失敗例がクレジットカードの印象を悪くしている!?
しかし相変わらず「クレジットカードは危険だ」という方もいらっしゃいます。これはカード利用で失敗した人のニュース報道が、強く印象に残っているせいでしょう。
こういった失敗の多くは、リボ払いやキャッシングの使いすぎが原因です。リボ払いやキャッシングを使わなければ、カードは極めて安全な決済方法です。
学生時代は一回払いを原則にし、キャッシングも海外旅行時以外は利用を控えましょう。
カード明細書は家計管理の味方
クレジットカードは、賢く使えばむしろ健全な家計管理の味方です。現金払いだとレシートくらいしか残りませんが、クレジットカードならオンラインで利用明細書がいつでもチェックできるからです。
カードの会員サイトにアクセスすれば、こんな感じで利用中、もしくは支払い済みの過去の履歴の一覧を見ることが可能です。
カード利用日 | 利用店名 | 利用金額 |
---|---|---|
2018/2/27 | softbank電話利用料 | 7,000円 |
2018/3/10 | マツモトキヨシ | 500円 |
2018/3/15 | 楽天市場 | 4,000円 |
クレジットカードを利用することで家計簿を自動でつけられる無料アプリもありますので、クレジットカードは家計管理の味方にもなってくれますよ。
クレジットカードは海外旅行や留学にも役立つ
クレジットカードは旅行にも欠かせない存在です。現地でも危険な現金を持ち歩く必要がないのは、クレジットカードで海外ショッピングや海外キャッシングが可能だからです。しかもカードによっては、以下のような付帯サービスも使えます。
学生クレジットカードは旅行サービスが充実していることが多く、旅行や留学に役立つ場面は数えきれません。
クレジットカードならポイントが貯まって現金よりお得
またクレジットカードを少しでも使えば、必ずそれなりの還元を受けることができます。これも学生クレジットカードの大きなメリットの一つです。
一般的にはポイントという形で利用代金の一部が戻ってきます。標準的な還元率は0.5%程度ですが、割引や優待サービスを活用すれば、実質的な還元はさらに増えるでしょう。
- 利用代金に応じてポイントが貯まる
- 加盟店での優待やポイント加算
- 入会特典などボーナスポイントの加算
- ポイントはマイルへの交換や利用代金への充当も可能
帰省や旅行で飛行機を利用する機会の多い学生なら、ポイントからマイルへ、またマイルからポイントに移行できるクレジットカードがお得ですよ。クレジットカードを選ぶ際には、必ずポイントプログラムもチェックしてくださいね。
クレジットヒストリーを蓄積できる
また学生クレジットカードの利用には、早くからクレジットヒストリーを蓄積できるという見逃せないメリットがあります。クレジットヒストリー(略してクレヒス)とは、カードなどの利用実績(信用情報)のことです。
- クレジットカードなどの利用実績のこと
- 良好なクレヒスは信用度を高める
- 上位カードへの入会や増額に繋がる
クレヒスは時間をかけて地道に稼ぐしかありません。そこで学生時代に人より早くカードに入会すれば、それだけ多くの信用を獲得できるのです。
クレジットカードは現金よりもむしろ安全
最後に、どなたも気になるカードの安全性についてもご説明しておきましょう。クレジットカードって、実は現金を持ち歩くよりもずっと安全なんですよ。
カード会社は セキュリティ対策に力を注いでおり、あなたが気づく前に不正使用ををシャットアウトしてくれます。
盗難や紛失に気づいた場合は、すぐにカード会社に連絡を入れましょう。万が一第三者にカードを使われてしまっても、盗難保険が適用され、持ち主は損害を被りません。
ただし名義貸しなど、管理に落ち度があると判断されると補償を受けることができません。学生でもクレジットカードを使う以上、管理責任のことを忘れないようにしましょう。
学生専用クレジットカードってどんなもの?学生におすすめのタイプをご紹介
学生に最もおすすめしたいのは「学生専用クレジットカード」です。これは読んで字の如く、最初から学生向けに特別に作られたカードで、以下のような特徴があります。
- 学生が申込みやすい
- 年会費無料、もしくは年会費が免除になる
- 学生向けの特典が豊富
- 安全な低い利用限度枠
メリットにおいても安全性においても、学生にはやはり専用カードが一番!こういったカードには必ず「学生向け」「学生専用」といった名称がついていますので、それを基準に選んでください。
クレジットカードの中には、年齢制限つきの若者限定タイプもあります。もちろん学生も利用対象に含まれますので、これも学生クレジットカードの一種です。
目的別に学生の方におすすめのクレジットカードを厳選して紹介してますので、是非こちらをご確認頂くことをおすすめします。
卒業後はカードが切り替わったり特典が使えなくなる
ただし学生専用カードは、利用条件に気をつけてください。なぜならこういったカードは、卒業もしくは一定年齢を超えると利用内容が変わってしまうからです。変化はカードの種類によって異なりますが、大きく分けて以下2パターンのいずれかです。
学生クレジットカード | カードの継続 | サービス内容 |
---|---|---|
カードA | そのまま利用可能 | 学生特典は使えなくなる |
カードB | 自動的に新カードに切替わる | 新カードに依存 |
カードの種類が自動的に切り替わるタイプは、卒業後は年会費がかかるケースも。卒業が近くなったら、カードの継続についても考えておきましょう。
一般向けカード
もちろん学生も一般向けカードに申し込んでいいんですよ。一般カードは学生のみ対象ではないので、申込書において職業欄は「学生」を、それが見当たらなければ「アルバイト」を選択します。
申込書に「学生」という選択肢がない場合も、学生であることが間違いなく伝わるよう、家族関係をきちんと申告してくださいね。
学生が審査に通りやすいのは会員カード一体型
審査の通りやすさで選ぶなら、以下のような店舗の会員カードと一体になったタイプがおすすめです。
- コンビニ
- 大型スーパー
- 百貨店
- 家電量販店
- ネット通販
- 映画館
こういったカードは入会しやすいだけでなく、好きなお店でポイントが貯まりやすいというメリットもあります。新規開店イベントの一環で店頭で会員カードの入会を受け付けていることがありますが、クレジット機能一体型カードはそこでも申し込めますよ。
家族カード
また学生向けクレジットカードには「家族カード」という選択肢もあります。家族カードは、親など家族のクレジットカードで追加発行できます。
ただ家族カードは種類を自分で選ぶことができませんし、そもそも家族がクレジットカードを持っていなければ作ることができません。しかし家族会員は本会員とほぼ同等のサービスが使えるという利点があるので、場合によっては学生でも高いステータスのカードを使えます。
- 親や祖父母のクレジットカードで追加発行できる
- 本会員と同等のサービスが使える
- 年会費は通常本会員よりも安い
- 利用明細は本会員が管理する
もしもご家族がゴールドやプラチナカードをお持ちなら、補償の高い旅行保険や空港ラウンジも利用できます。支払いが親任せになるという問題はあるものの、旅行や留学を予定している学生にはおすすめです。
学生向けクレジットカードの作り方!申込み方法別の手順と注意点
では実際に学生クレジットカードの作り方をご説明しましょう。さっきご紹介したカードの種類に沿って、以下3通りの申し込み方法の手順と注意点を解説します。
- 学生専用カード:インターネット申込み
- 一般カード:インターネット申込み、店頭申込み
- 家族カード:追加発行
インターネット申込み
どのクレジットカードも、ほぼ100%インターネット申込みに対応しています。クレジットカードはこれ以外にも店頭や郵送でも申し込めますが、スピードや手軽さの点ではインターネット申込みが一番です。
以下がインターネット申込みの手順ですが、この通り全てオンライン上の操作で完結します。
1.公式サイトでカードを選択
2.規約に同意、申込フォームに進む
3.必要事項を入力
4.申込書を送信
インターネット申込なら、引き続き引落し口座の手続きや必要書類の提出にも進めますよ。後はカードが届くのを待つだけです。
1.引落し口座の指定(後日郵送でも可能)
2.必要書類の提出(後日郵送でも可能)
3.審査結果がメールで届く
4.カードが郵送で届く
インターネット申込みはスピーディーですが、以下の点にご注意ください。
- 入力漏れがあると送信できない
- タイプミスに注意
- 嘘を申告すると審査に落ちる
ネットの申込フォームは空欄があると送信できないため、入力漏れの心配はありません。でも適当に嘘を入力するのは厳禁ですよ。場合によってはこれだけで審査に落ちる可能性もあります。また 手続きに必要なものを手元に揃えておくことも大切です。
- 本人確認書類
- 学生証
- 預金通帳やキャッシュカード
本人確認書類の提出方法はカード会社によって違いますので、それぞれ指示に従ってください。
- 申込時に画像をアップロードする
- 金融機関の本人確認システムを利用する
- 後日コピーを郵送する
- カードの受け取り時に提示する
カード会社から問い合わせや確認の電話がかかってくることもありますから、申込後は着信にも気をつけてくださいね。
店頭申込み
次は店頭申込みです。店頭申込みは、店頭もしくは常設カウンターにて受け付けています。この申込方法に対応できるカード会社は数が少なく、結果として作れるカードの種類も限られています。
1.店頭で申込書に必要事項を記入
2.必要書類の提示(後日郵送も可能)
3.カードは店頭受け取りも可能
常設カウンターで申し込めば、当日中にカードを受け取ることも不可能ではありません。またお急ぎの方は、インターネットで申込んでカウンターでカードを受け取ることも可能です。
お急ぎの方は【学生向け】即日発行が可能なクレジットカードを選んでもいいですね。
家族カード発行
家族カード発行の手続きは、カード所有者本人が行います。学生のあなたがやることと言えば、クレジットカードを所有している親や祖父母に、家族カードの追加発行を頼むことだけです。
1.クレジットカードを持つ家族に依頼する
2.本会員が家族カードの追加発行の手続きをする
3.後日本会員宛に家族カードが郵送で届く
家族カードは基本的に無審査なので手続き自体は簡単ですし、本人確認書類や学生証の提出も不要です。もしもゴールドやプラチナの家族カードなら、補償額の高い海外旅行傷害保険や空港ラウンジが使えるので、旅行や留学を控えた学生にとってはなかなか良い選択ですよね。
問題は家族カードが自分の一存では作れないこと、そして家族カードは本会員の管理下にあるということです。
- 家族がクレジットカードを持っていないと発行できない
- 本会員が承諾しなければ発行できない
- 利用明細は本会員が管理する
家族カードにもメリットは多々ありますが、こういった特徴を見ると、自分名義のクレジットカードを作る方がいいと感じる学生も多いでしょう。
学生がクレジットカードを作るにあたってのQ&A
以上で学生クレジットカードのメリットや作り方が、だいたい分かって頂けたと思います。最後に一問一答形式で学生クレジットカードの疑問点を追加でまとめました。本文と併せて、ぜひカードを作る際のご参考になさってください。
Q:アルバイトをしていなくてもクレジットカードって持てるの?
A:学生という身分がカード審査には有利に働くため、アルバイトをしていなくても大丈夫です。アルバイトなどの収入がある人は、その金額も申告してください。
Q:リボ払いって危険なの?
A:クレジットカードの支払い方法のひとつ「リボ払い」は、毎月の支払額が少ない分、未払い残高に対して利息が発生します。油断すると利息が嵩みますから、学生の間はリボ払いに手を出さない方が無難ですよ。
Q:学生クレジットカードの限度額はなぜ低いの?
A:学生は収入が限られるので、利用限度額は低く設定されているのが普通です。旅行時など普段より利用額を増やしたい場合には、一時的な増額を申し込んでください。
Q:学生クレジットカードは何歳まで持つことができるのか
A:クレジットカードの種類にもよりますが、学生専用カードは卒業時まで、若者向けカードは所定の年齢を過ぎた最初の更新までというのが一般的です。
Q:クレジットカードを何枚も作ったが就活に影響しないか心配だ
A:企業の担当者は、個人のクレジットカードの利用履歴や利用枚数について調べることができません。一般的な企業の就職において、カード利用含め信用情報は問題にならないと考えて結構です。
Q:未成年でもクレジットカードは作れるの?
A:クレジットカードは原則18歳以上なら申し込めます。ただし未成年の場合、申込みにあたっては親権者の同意が必要です。
学生専用クレジットカードは学生にメリットが多くおすすめです
若い人がカードを使うことに抵抗を感じる人もいますが、学生クレジットカードは極めてメリットが多く、どなたにもおすすめできます。
学生向けに作られたカードは限度額も低く、安全性についても全く問題はありません。
就職してからも継続的に利用できますし、その頃にまでにはクレジットヒストリーや信用も増えていることでしょう。人より先んじたいなら、学生クレジットカードはおすすめですよ。