いよいよ2013年も残すところあとわずか。今年は携帯ゲームでは『ポケットモンスター X・Y』『モンスターハンター4』、据え置きゲームでは『バイオハザード6』『スーパーマリオ 3Dワールド』など人気シリーズが数多く発売されたほか、昨年大ブレイクした『パズル&ドラゴンズ』を中心にスマートフォンゲームも登場した。そこで今回はゲーム機・スマホアプリを問わず、2013年で一番面白かったタイトルを決めるべくアンケートを実施した。

Q.2013年で一番面白かったゲームは?

1位『ポケットモンスター X・Y』(3DS) 17.8%
2位『モンスターハンター4』(3DS) 16.1%
3位『LINE ポコパン』(スマートフォン/タブレット) 10.8%
4位『パズル&ドラゴンズ』(スマートフォン/タブレット) 10.3%
5位『スーパーマリオ 3Dワールド』(Wii U) 5.5%
6位『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン』(Wii U/PC) 4.7%
7位『艦隊これくしょん~艦これ~』(ブラウザ) 4.5%
8位『逆転裁判5』(3DS) 4.3%
9位『グランド・セフト・オートV』(PS3/Xbox360) 4.2%
10位『信長の野望』(3DS) 4.1%
11位『バイオハザード6』(PS3/Xbox360/PC) 3.9%
12位『マリオ&ルイージRPG4 ドリームアドベンチャー』(3DS) 3.2%
13位『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』(PS3) 3.0%
14位『ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーXIII』(PS3/Xbox360) 2.8%
15位『FIFA14 ワールドクラスサッカー』(PS3/Xbox360) 2.3%
次点『ワンピース 海賊無双2』(PS3/PS Vita) 2.0%

2013年の1位に選ばれたのは『ポケットモンスター』シリーズとしては初となるニンテンドー3DS用ソフトとなった『ポケットモンスター X・Y』。ポケモン番組やアニメで子供の人気を獲得していることに加え、「三段階進化のさらなる上のメガシンカがグッド!」(男性/32歳/技術職)、「シリーズは全てプレイ済み。昔のポケモンも登場して懐かしかった」(男性/38歳/自動車関連/技術職)など、新要素のもちろん、初代の『赤・緑』や『金・銀』などのファンを再び呼び戻したことも1位となった要因だろう。また、25日には『X・Y』に『ブラック・ホワイト』ブラック2・ホワイト2』で育てたポケモンを連れてくることができる『ポケモンバンク』、そして『ポケムーバー』が公開されたが、アクセス集中によって「ニンテンドーeショップ」に接続障害が発生。アクセス集中緩和のため、『ポケモンバンク』の一時配信停止する事態になったことでもポケモン人気の高さが伺える。26日に『ゼルダの伝説 神々のトライフォース2』のダウンロード版を購入し、発売日にプレイできない事態に陥った人も多かったという。

2位に輝いたのは「一狩りいこうぜ!」でおなじみのハンティングアクションゲーム『モンスターハンター4』。「協力プレイが楽しい。友達と一緒に何十時間もプレイ中」(男性/24歳/事務系専門職)、「シリーズ初プレイだったが、徐々にスキルがついて狩りが楽しくなった」(女性/26歳/秘書・アシスタント職)といった具合に、3DSという新たな舞台でもその人気ぶりは衰え知らず。ポケモンと比較すると女性プレイヤーも多い。そして、3位の座についたスマートフォンのLINEゲーム『ポコパン!』は一筆書きの要領でブロックをなぞり消していくパズルゲーム。「連鎖が楽しい。攻撃アイテムのレベルアップやアイテムで、遊ぶほどスコアが上がる」(男性/28歳/情報・IT)、「友達とのランキング競争が熱い」(女性/29歳/医薬品・化粧品/事務系専門職)など、シンプルなルールに加え、世界3億人が利用するLINEゲームであり『パズル&ドラゴンズ』同様、スマートフォンでプレイできることもヒットに繋がっている。著者のように友人からLINEで「ポコパン勧誘メッセージ」を受け取り、しぶしぶプレイし始めたが、気がつけばドハマリしている人もいるのではないだろうか。

そのほか、4位の『パズル&ドラゴンズ』には「スマホで遊べてモンスターも可愛く、無課金でも十分に楽しめる」(女性/22歳/学校・教育関連)、5位の『スーパーマリオ 3Dワールド』には「上戸彩のCMを見て購入。今までのマリオとは違うリアルさがある」(男性/33歳/運輸・倉庫/事務系専門職)などの意見が寄せられた。そして、7位には艦艇(軍艦)を萌えキャラに擬人化したブラウザゲーム『艦隊これくしょん~艦これ~』がランクイン。「キャラクターや声優に惹かれた」(男性/20歳/無職)、「歴史的なベースがあるので楽しめる」(男性/50歳以上/情報・IT/技術職)などのコメントからわかるように、キャラの魅力に加えて、洗練されたゲームシステムやUIが話題を呼んでいる。さらにコミカライズ化や、2014年にはPS Vita版の発売が決定し、アニメ製作も進行しているなど、2014年も目が離せないタイトルとなる。

■総評
2013年は『ポケットモンスター X・Y』や『モンスターハンター4』が上位に輝いたが、『ポコパン』や『パズル&ドラゴンズ』などのスマホゲーム、ブラウザゲーム『艦隊これくしょん~艦これ~』がランクインするなど、波乱の1年。日本国内における初週の販売本数をチェックしてみると、『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』が42万本、『グランド・セフト・オートV』が43万本に対し、『ポケットモンスターX・Y』が209万本(全世界では400万本)、『モンスターハンター4』が187万本といった具合に、ニンテンドー3DSの勢いが見て取れる。今回は、3DSタイトルが目立つ結果となったが、amazonで発表された『「amazon.co.jp」Best of 2013 TVゲーム年間ランキング』では、『グランド・セフト・オートV』『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』『龍が如く5 夢、叶えし者』など、トップ20内にPS3タイトルが8本入る健闘を見せている。

2014年2月22日にはゲームファン待望のゲーム機『PlayStation4』が発売され、『Metal Gear Solid V: Ground Zeroes』や『コール オブ デューティ ゴースト』、『deep down』といった注目タイトルが続々登場。また、日本の発売日は未定だが日本マイクロソフトの『Xbox One』も控えており、2014年はさらにゲーム熱が過熱する1年となりそう。なお、PCゲーマーの著者的には、マウスやチャット操作が快適で、高解像度グラフィックが魅力の『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン』や『バイオハザード6』、残念ながらランクイン入りしなかった『信長の野望・創造』などのWindows版も体験してほしいタイトルである。

調査時期:2013年12月6日~12月13日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:男女1,000名
調査方法:インターネットログイン式アンケート