『スイートプリキュア♪』の制作発表会見に出席した(写真左から)FUJIWARA・原西、小清水亜美、折笠富美子、FUJIWARA・藤本

2011年2月6日(日)の朝8時30分よりABC・テレビ朝日系列全国24局ネットで放送される『スイートプリキュア♪』。人気の「プリキュア」シリーズの第8作目となる本作の制作発表会見が1月31日に開催された。

TVアニメ『スイートプリキュア♪』のテーマは「音楽」と「友情」。世界の平和を守るといわれる「幸福 (しあわせ)のメロディ」を軸にストーリーが展開され、各設定に音楽の要素が散りばめられる。そしてもうひとつの軸は主人公たちの友情。今回の主人公は2人の中学生の女の子で、2人の心の間に調和 (ハーモニー)が生まれたときにだけ同時にプリキュアに変身できるという、これまでにない設定も観どころとなる。

制作発表会見ではまず、北条響 (ほうじょう ひびき)・キュアメロディ役の小清水亜美と南野奏 (みなみの かなで)・キュアリズム役の折笠富美子が登場。プリキュアへの出演が決まったときの感想について、小清水、折笠ともに「うれしかった」と声をそろえるが、特に小清水は「『スイートプリキュア♪』がオンエアされている枠の作品(『明日のナージャ』)で声優デビューをさせていただいたのですが、その渡したバトンがまた返ってきたという意味でもうれしかったです。声優デビューさせていただいてから8年経ちますが、この8年間でやれるようになったことを『スイートプリキュア♪』にドンとぶつけていけたらいいなと思っております」と熱く意気込みを語った。

北条響・キュアメロディ役の小清水亜美

南野奏・キュアリズム役の折笠富美子

それぞれが演じるキャラクターについて小清水は、「とにかくまっすぐな性格で、基本的に自分にうそをつかない。うれしいときは思いっきり笑うし、悲しいときは本当に泣くし、いい意味で、いろいろなことを我慢しない子」、折笠は「本当に女の子らしい女の子。だけどとても芯が強く、響と奏で上手くバランスがとれている」と紹介。アフレコ現場の様子も、「私たちがすごく緊張しているのを、ハミィ役の三石(琴乃)さんや悪役の方々がとにかく優しくて、すごく和ませていただき、その中で私たちも精一杯シンクロ率を上げているような状況で、とても楽しくアフレコさせていただいています」と折笠が語るとおり、非常に雰囲気が良いとのことだが、「変身シーンや技を繰り出すところで2人の声を合わせるのが難しい」(小清水)と、収録時の苦労もあわせて語られた。

また、それぞれが演じるキャラクターとの共通点・相違点について小清水は、「スポーツ万能で、運動神経がものすごくいい女の子なんですけど、残念なことに私は……」と苦笑いを浮かべつつ、「似ているのは、とにかく思い立ったら即行動みたいなところ」と語ると、隣の折笠も大きく頷く。一方、折笠の場合、自らが演じる南野奏と似ているところは「肉球マニア」。「私も肉球を触るのが大好きです」と笑顔を見せた。

(次ページでは、プリキュア応援団のFUJIWARAが登場)