付属品てんこ盛りの豪華マザー

販売価格が5万円近いウルトラハイエンドのマザーボードがMSIから登場。Core i7向けの「Eclipse Plus」という製品で、従来の「Eclipse SLI」のさらに上位になる。nForce 200チップが追加されており、PCI Express x16のフル帯域によるNVIDIA 3-way SLI、ATI CrossFireXが実現できる。

MSIの「Eclipse Plus」

今回のパッケージもでかい

従来モデルのEclipse SLIでは、PCI Expressのx16が2スロット、x4(形状はx16)が1スロットという構成だったが、X58+ICH10Rに加えてnForce 200チップを搭載することで、新モデルではx16のトリプルスロットを実現した。さらにx4帯域のx16スロットも1つあり、こちらはGPGPU用途に利用できる。

基板上には、新たに「OC Dial」を装備、設定画面を見ながらリアルタイムでクロック調整を行うことが可能になった。またバックパネルには、起動時のPOSTコードを表示する7セグLEDも搭載した。

基板上にはスイッチ類が豊富。左が「OC Dial」だ

バックパネル。POSTコードを表示できるようになった

従来モデルと同様に、付属品は豪華。Creativeの「Sound Blaster X-Fi Xtreme Audio」チップを搭載したサウンドカード、消費電力が測定できるようになるアダプタ「Green Power Genie」、エラー場所やステータスを表示できる「D-LED2」などが引き続き同梱される。

これでもかと入っている付属品

さらにオプションパーツも同梱

Mini-ITXではない微妙な大きさ

Foxconnからは、一見Mini-ITXフォームファクタのようなマイクロATXマザーボードが発売となっている。「G41S-K」「G31S-K」「G31S」の3種類で、大きさはおよそ19×17cm。拡張スロットが2本あるので、その分Mini-ITXよりも広がった格好だ。ドスパラ秋葉原本店での価格は、それぞれ6,480円、4,980円、4,580円。

G41+ICH7チップセットを搭載する「G41S-K」

この2種類はG31+ICH7チップセットになる

Mini-ITXのようだが、拡張スロットが2本

バックパネル。G31S以外はギガビットLANだ

ソケットはLGA775に対応する。拡張スロットはPCI Express x16とx1が1つずつ。Mini-ITXよりも2cmほど長いため、基本的にMini-ITX用ケースには入らないと考えた方がいいが、SilverStoneの「SST-SG05B」はMini-DTXにも対応しており、同ショップによるとギリギリ収まったとのこと。

SilverStoneの「SST-SG05B」にはなんとか入った