世界遺産データ

『ドゥブロヴニクの旧市街』(文化遺産)。クロアチア。1979年登録。

城壁上の塔からの眺めです。昔から変わらない街並みが続きます

ここ数年で、観光地としての注目度が急上昇中のクロアチア。アドリア海を挟んでイタリアの反対側のある、南北に細長い国です。特に人気があるのは、クロアチア最南端の街であるドゥブロヴニクだと思います。ジブリファンはピンとくるかもしれませんね。『魔女の宅急便』や『紅の豚』の舞台にもなったとされている街です。

旧市街のメインストリート。余計な装飾が一切ない、整然とした印象です

中世以来、強固な城壁と巧みな外交により都市国家としての自治を守り続けました。旧市街をぐるりと取り囲んでいる城壁を歩いて1周することができるので、訪れたら必ずトライしてくださいね! 城壁の内側を埋め尽くすオレンジ色の瓦屋根も、城壁の外側に広がるキラキラと輝くアドリア海も、見ごたえ十分です。

スルジ山から見た旧市街。城壁で囲まれているのがよく分かります!

スルジ山の山頂に残された落書き。ここに立てこもった兵士のものでしょうか?

実はこの地は1991年からユーゴスラヴィア内戦の影響により、建造物の多くが破壊されてしまいました。筆者が訪問した2008年当時は、城壁巡りの際に、銃弾の跡がまだ生々しく残っている家屋を意外と多く目にしました。また、旧市街を見下ろすことのできるスルジ山のロープウェイも破壊されていたために、徒歩で登ったことを思い出します。2010年にはロープウェイも再開しました。

城壁内に入場できる門のひとつ、ピレ門。ここから入ると旧市街のメインストリートです

内戦によって破壊されたと思われる建物がそのまま放置されていました

ドゥブロヴニクへのアクセス

筆者プロフィール: 本田 陽子(ほんだ ようこ)

「世界遺産検定」を主催する世界遺産アカデミーの研究員。大学卒業後、大手広告代理店、情報通信社の大連(中国)事務所等を経て現職。全国各地の大学や企業、生涯学習センターなどで世界遺産の講義を行っている。

世界遺産検定とは?

世界遺産の背景にある歴史、文化、自然等の理解を深め、学んだことを社会に還元していくことを目指した検定。有名な観光地のほとんどは世界遺産になっているため、旅の知識としても役立つと幅広い世代に人気。
主催:世界遺産アカデミー
開催月:3月・7月・9月・12月(年4回)
開催地:全国主要都市
受検料:4級2,670円、3級3,900円、2級5,040円、1級9,250円、マイスター1万8,510円、3・4級併願6,060円、2・3級併願8,220円
解答形式:マークシート(マイスターのみ論述)
申し込み方法:インターネット又は郵便局での申し込み
その他詳細は世界遺産検定公式WEBサイトにて