authorいけたらいくわ

大人になってからの恋愛は、立ちはだかる"壁"が多すぎる――。

お金の都合や家族関係、仕事との兼ね合いやお互いの価値観のすり合わせなど……。さまざまな"大人の事情"が重なって、恋愛関係へと進めることだけでなく、始めることさえ難しいと感じている人もいるのではないでしょうか。

そんな難しい"大人の恋愛"をテーマに、マイナビニュースアンケート会員より体験談を募りました。本連載では、本当にあった大人の恋愛談を紹介していきます。今回はオフィスラブ編

大学時代から付き合っていた彼女と、遠距離恋愛をすることになった男性会社員のお話。


離れた心 (43歳 / 会社員男性 / 未婚)

私には、大学時代から付き合っている大好きな彼女がいました。

彼女とは、大学のサークルで出会い、大学2年生になる頃に交際を開始。これといった大きな喧嘩や別れの危機もなく、周囲から羨ましがられるほど、私たちの関係は穏やかなものでした。

そして、お互いが社会人として迎えた最初の春、彼女は地元から遠く離れた地に配属されることが決まりました。

授業にサークルに休日に、ほとんどの日々を一緒に過ごしていた彼女。そんな彼女と離れ離れになるのは想像以上に寂しかったですが、心のどこかで彼女となら遠距離でも大丈夫な気もしていました。

「今までよりたくさん連絡しようね」

遠距離恋愛になってから、私は彼女と交わしたこの口約束を守り、暇があれば連絡をしていました。

しかし連絡をどれだけとったとしても、彼女が辛いとき、寂しいとき、傍にいてあげることはできません。彼女に会いに行けない……そんな日々に私ももどかしさを感じていましたがどうすることもできず、ただ頻繁に連絡するしかありませんでした。

そんななかなか会えない日々に寂しさを募らせたのか、彼女からの返事はどんどん淡白に。しまいには連絡さえとれなくなり、私たちの関係は自然消滅してしまいました。


遠距離恋愛は難しいと感じるエピソードでしたね。

どんなにお互いを想い合っている関係でも、「会えない時間」が続くと、自然と心に距離ができてしまうのかもしれません。

あなたには、遠く離れた場所に愛する人がいますか?もしいるのであれば、今以上に「会える時間」を大切にしてみてはいかがでしょう。