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タスクビューのGUIDをExplorer.exeで実行する

次期機能更新プログラムで利用可能になるWindows 10 バージョン1803(仮)には、タスクビューにタイムラインが加わる。詳細は割愛するが、現在実行中のアプリケーションや過去の利用履歴を呼び出せる便利な機能だ。

タスクビューは、タスクバーに並ぶ同名のボタンからや、「Win」+「Tab」キーを押すと呼び出せる。だが、タスクバーをより広く使いたい方は非表示にするケースも少なくない。コマンドラインから呼び出したい場面もあるだろう。

タスクビューにはGUID「{3080F90E-D7AD-11D9-BD98-0000947B0257}」が割り当てられている。定義名は「Window Switcher」のため、Windows 7時代の機能を思い出す。

それはさておき、GUIDはExplorer.exe経由で容易に実行できる。今回は、ショートカットファイルの作成方法を例に、コマンドライから呼び出す方法を紹介したい。

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    デスクトップの何もないところを右クリック/長押しし、「新規作成」→「ショートカット」と順にクリック/タップ

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    テキストボックスに「%windir%¥explorer.exe shell:::{3080F90E-D7AD-11D9-BD98-0000947B0257}」と入力して、「次へ」ボタンをクリック/タップ

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    テキストボックスに任意の名前を入力して、「完了」ボタンをクリック/タップ

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    作成したショートカットファイルを右クリック/長押し→「プロパティ」をクリック/タップ

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    「アイコンの変更」ボタンをクリック/タップし、任意のアイコンを選択してから、「OK」→「OK」と順にボタンをクリック/タップ

タイムラインを利用するには、間もなく登場するであろう機能更新プログラムの適用が必要だ。だが、タスクビュー自体はWindows 10 バージョン1709でも実行できるため、Windows Insider Program未参加でも本Tipsをぜひ試していただきたい。

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    Windows 10 Insider Previewでショートカットファイルを実行した状態。ご覧のとおりタイムラインが現れる

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    もちろんWindows 10 バージョン1709で実行しても、タスクビューを呼び出すことは可能だ

阿久津良和(Cactus)