鈴木央氏原作の漫画『七つの大罪』は、さまざまな魔力や能力、神器を用いた激しいバトルが魅力の一つとなっています。複数の種族が衝突を繰り返す中で、最強のキャラクターは誰なのか気になった読者の方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回はマイナビニュース会員を対象に漫画『七つの大罪』に登場するキャラクターについてアンケートを実施。最強だと思うキャラクターをランキング形式で紹介します。

『七つの大罪』の最強キャラランキング一覧

マイナビニュース会員に『七つの大罪』で最強だと思うキャラクターをテーマにアンケートを実施したところ、結果は以下のようになりました。

1位: メリオダス(17.0%)
2位: 魔神王(11.3%)
3位: 最高神(8.2%)
4位: エスカノール(7.5%)
5位: アーサー・ペンドラゴン(6.9%)
6位: キング(5.7%)
7位: エリザベス(5.0%)
8位: ディアンヌ(3.8%)
8位: エスタロッサ(マエル)(3.8%)
10位: バン(3.1%)
11位: ガラン(2.5%)
11位: ギーラ(2.5%)
13位: キューザック(1.9%)
14位: マーリン(1.3%)
14位: 原初の魔神(1.3%)
14位: キャス(1.3%)
14位: エレイン(1.3%)
14位: モンスピート(1.3%)
14位: フラウドリン(1.3%)
14位: ヘンドリクセン(1.3%)
21位: ゴウセル(0.6%)
21位: ドロール(0.6%)
21位: メラスキュラ(0.6%)
21位: グレイロード(0.6%)
21位: グロキシニア(0.6%)
21位: タルミエル(0.6%)
21位: マトローナ(0.6%)

『七つの大罪』の最強キャラの能力・特徴

ここからはトップ10にランクインしたキャラクターの特徴や能力について説明していきます。

メリオダス

魔力・能力 全反撃(フルカウンター)
闘級 14万2000

七つの大罪の団長を務めるメリオダスの魔力「全反撃」は、相手の魔力を倍以上にして跳ね返す能力です。子どものような見た目に反して冷静さと強靭な精神力を持つ人物で、仲間から慕われています。

通常時の闘級は6万程ですが、魔神化の上位互換となるアサルトモードになると14万を超え、闘級は一気に2倍以上に跳ね上がるようです。初期から作中トップクラスの実力者で負け知らずでしたが、本来の魔力を覚醒させたメリオダスは、魔神王と同等の力を発現させ対象者を消滅させることにも成功しています。

「永遠の生」の呪いにより3000年もの間戦い続けていた戦闘経験や、魔神王の血を引くメリオダス本来の魔力は、闘級の数値では表せないと言えるでしょう。

このキャラクターを選んだ理由

・「魔神王の子どもだから」(43歳男性)
・「成長する主人公がやはり一番だと思います」(62歳男性)
・「一番人間として尊敬できると思ったから」(50歳女性)
・「フルカウンターという不思議な力を持っているから」(56歳男性)

魔神王

魔力・能力 支配者(ザ・ルーラー)
闘級

メリオダスの父であり、魔神族の長。魔神王は自身に向けられた攻撃を治癒に、弱体化を強化に反転する能力を持っています。そのため、最初に戦ったメリオダスとバンはどれだけ共闘しても魔神王に一つとして有効打を与えられずにいました。

気が遠くなるほど挑み続けたメリオダスはようやく攻略法に気づきますが、魔神王はメリオダスの肉体を器として現世に蘇ります。本来の力を取り戻していないにもかかわらず、七つの大罪メンバーが束になっても敵わないという圧倒的な実力を見せつけました。

最終的に魔神王は敗北していますが、メリオダスの覚醒がなければ七つの大罪が全滅していた可能性もあるでしょう。

このキャラクターを選んだ理由

・「魔神王らしいビジュアルがかっこいいです。ダークヒーローというキャラクターには引き込まれますし、魔が持つエネルギーや力強さが魅力的だと思いますね」(36歳男性)

最高神

魔力・能力 最高神(ゴッド)
闘級

エリザベスの母であり、女神族の長。3000年前、聖戦で魔神族を封印した際に力を使い果たしてしまい、異物に体を宿らせる精神体となり復活の時を待つことに。能力の詳細は明かされていませんが、劇場版『光に呪われし者たち』ではメリオダスの全反撃によるダメージを受けていなかったため、物理攻撃を無効化できる可能性が高いです。

好戦的な女神族の中でも特殊能力を持つ「四大天使」に対し加護を与えており、これにより魔神王直属の部下「十戒」相手でも優位に戦えるようになります。彼らに力を授ける特別な存在であることや、攻撃が通用しないことなどから、最高神は魔神王にも劣らない実力者と考えてよいでしょう。

このキャラクターを選んだ理由

・「女神族の創造主で神なので」(77歳男性)

エスカノール

魔力・能力 太陽(サンシャイン)
闘級 11万4000

あらゆるものを灼熱で焼き尽くす魔力「太陽」は魔神族にも通用するものの、過剰に使うと自身にも大きな負荷がかかる強力な能力です。日の出とともに力は増していき、ピークとなる正午1分間の最強状態は「天上天下唯我独尊(ザ・ワン)」と呼ばれています。

最強状態のエスカノールは、アサルトモードとなった闘級14万2000のメリオダスに勝利していたため、闘級の最大値は相当高い数値となるでしょう。ただし、日が落ちると日中の筋肉ムキムキ姿は一変し、貧弱な体つきで気の弱そうな人格となります。

エスカノールが使う神器は片手斧の「神斧リッタ」。超重量級の巨大斧で、魔力で筋力アップするエスカノールだからこそ扱える武器です。

このキャラクターを選んだ理由

・「エスカノールの魔力が一番強くて欲しい」(57歳女性)

アーサー・ペンドラゴン

魔力・能力 混沌
闘級 4万

キャメロット王国の新国王となる16歳の少年。聖騎士長と渡り合える剣技を持ちながら、決して驕らない礼儀正しい人物です。魔力が使えず聖騎士長には敗れたものの、アーサーは闘級4万のうち3万7600が魔力ということもあり、未知数の強さを秘めています。

さらに、混沌の力を宿した伝説の聖剣「エクスカリバー」を引き抜いたことから、すべての力を自在に使えるようになれば作中トップクラスの闘級になることは間違いありません。そもそも混沌とは世界とさまざまな種族の創造主でしたが、巨人族と人間族を作ったことに嫉妬した魔神王・最高神に封印されていました。

魔神王消滅後、体内に混沌を宿したアーサーの行動は、同作の続編となる「黙示録の四騎士」で描かれます。

このキャラクターを選んだ理由

・「圧倒的な混沌の力を有しているから」(41歳男性)
・「聖剣エクスカリバーを抜いた彼こそ、絶対王なので」(66歳男性)

キング

魔力・能力 災厄(ディザスター)
闘級 4万1600

小柄で少し頼りなさそうな見た目をしていますが、霊槍の力を100%引き出す魔力「災厄」を有するキングが神器「霊槍シャスティフォル」を手にすると、たちまち強力な戦士となります。霊槍は10種類の形態があり、攻撃の種類も豊富です。

初期の闘級は4190でしたが、神器解放、妖精王としての覚醒と段階を経て4万1600まで上がっています。とはいえ、キングは闘級20万以上と言われたマエルに勝利しているため、闘級は最大値ではない可能性が高いです。

キング本人は決して戦闘に長けているとは言えませんが、変幻自在の攻撃を可能にする強力な魔力と、精神的な成長が彼を強くしました。ちなみに「キング」とは通称で、本名は「ハーレクイン」です。

このキャラクターを選んだ理由

・「強さと心優しさと戦う姿が好き」(62歳男性)

エリザベス

魔力・能力 癒しの超魔力
闘級 1925

リオネス王国第三王女であるエリザベスは、3000年前に「永劫の輪廻」の呪いをかけられた女神族・エリザベスの生まれ変わりです。あらゆる傷を治す「癒しの超魔力」を持っており、回復役として数々の戦いで陰ながら戦士たちを支えていました。

率先して前線に出ることはありませんが、必要とあらば戦う覚悟も持ち合わせており、ディアンヌとメリオダスが催眠暗示をかけられた際には命懸けで聖騎士と戦い、勝利しています。また、エリザベスは女神族が持つ魔力「聖櫃(アーク)」による攻撃も可能です。

闘級は初期から更新されていませんが、呪いから解放された状態だと圧倒的な数値となるでしょう。

・「回復の魔力を使えるという利点がすごい」(42歳女性)

ディアンヌ

魔力・能力 想像(クリエイション)
闘級 4万8000

ディアンヌの魔力「想像」は大地を操り敵を攻撃したり、自身の身体を鉱物に変えて防御したりと戦闘に役立つ力ですが、心優しい性格で戦いそのものが好きではありません。その優しさゆえ非情になりきれず、自身を窮地に追い込むような弱気な戦闘になることも。

ディアンヌの初期の闘級は3250でしたが怨念に飲み込まれ自我を失った際に、闘級が4万8000まで上がっていることが確認されました。しかし、ディアンヌはドロールの舞を踊ることで闘級を上げられるため、状況次第ではさらに高い数値を示せるでしょう。

扱う神器は「戦鎚ギデオン」。約1トンもある巨大な武器を自在に振り回せるのは、巨人族のディアンヌならではの戦法です。

このキャラクターを選んだ理由

・「誰よりもかっこよく強いから」(45歳女性)

エスタロッサ(マエル)

魔力・能力 全反撃(フルカウンター)
闘級 6万

メリオダスが使う「全反撃」は魔力を跳ね返しますが、エスタロッサの「全反撃」は物理攻撃を倍以上の威力で跳ね返します。魔力なしの殴り合いでも相当の強さで、十戒トップレベルの実力者です。

エスタロッサは魔神王の息子でメリオダスの弟とされていましたが、のちにその正体が四大天使のマエルであることが判明します。ことの発端はゴウセルの洗脳で、目的は聖戦のパワーバランスを崩すことでした。

真相に気づき本来の人格を取り戻した後は、七つの大罪と協力関係に。最上位魔神である原初の魔神討伐に大きく貢献しました。エスタロッサとしての闘級は6万でしたが、マエルの魔力はエスカノールと同じ「太陽」のため、ピークとなる正午の数値は比べ物にならないでしょう。

このキャラクターを選んだ理由

・「自我崩壊のリミッターを超えた強さがある」(52歳男性)

バン

魔力・能力 強奪(スナッチ)
闘級 3220

物質や能力を触れずに奪える魔力「強奪」もさることながら、心臓を貫かれても銃撃で体中穴だらけになっても死なない「不死身の体」がバンの大きな特徴です。あらゆる傷がすぐに完治するため、接近戦にも非常に強いです。

バンの神器「聖棍クレシューズ」は、変則的な動きが特徴的な四節棍。バンが使用することで通常よりも威力が跳ね上がるうえ、不死身の特性上可能となる近距離攻撃も相まって、予測困難な高威力の連撃となります。

闘級は初期の3220から更新されていないものの、異次元世界・煉獄での特訓を経て魔神王にも迫る実力を身につけたことから、数値以上の強さであることは間違いありません。

このキャラクターを選んだ理由

・「常に隠された力を持っていそうだから」(59歳男性)

『七つの大罪』の闘級ランキング

作中やキャラクターブックなどで明らかになっている闘級をランキング化すると、トップ10は次のようになります。

1位:リュドシエル(20万1000)
2位:マエル(20万以上)
3位:チャンドラー(17万3000)
4位:キューザック(16万8000)
5位:メリオダス(14万2000)
6位:エスカノール(11万4000)
7位:ゼルドリス(6万1000)
8位:エスタロッサ(6万)
9位:ドロール(5万4000)
10位:モンスピート(5万3000)

闘級は強さを測る一つの目安にはなりますが、強さに直結するわけではありません。また、バンのように精神的にも肉体的にも大きく成長したにもかかわらず、数値が更新されていないキャラクターもいるため、上記は最終的な数値でのランキングではないと考えてください。

闘級とは

作中では、強さを測る目安として魔力・武力・気力をそれぞれ数値化しており、3つの数値の合計値が闘級です。魔力に加えて身体能力や精神力も加味した総合的な数値となり、聖騎士になるには闘級300は必要とされています。

闘級は「バロールの魔眼」と呼ばれる魔道具を通して測定可能で、作中では主にホークが闘級の測定を担当していました。

ただし、アサルトモードとなったメリオダスの闘級が一気に通常時の2倍以上になったり、ディアンヌのドロールの舞には闘級を上げる効果があったりと、数値にはばらつきがあります。また、エスカノールのように時間制限付きで闘級が上昇する魔力持ちもいるため、闘級=強さとは言えません。

潜在的な能力のバランスを知る目安の一つとして楽しむとよいでしょう。

『七つの大罪』とは

鈴木央氏による漫画『七つの大罪』とは、7人の罪人からなる伝説の騎士団「七つの大罪」の戦いや絆が描かれた冒険活劇です。

特殊能力や魔法を用いて戦う王道のバトルファンタジー要素が強い作品ではありますが、メンバー一人ひとりの過去や、メリオダスとエリザベスの運命が少しずつ明かされていく過程にも引きこまれます。そのため、幅広い年齢の方が読みやすい作品と言えるでしょう。

『七つの大罪』の登場キャラの強さをランキング形式で紹介しました

今回実施した『七つの大罪』キャラの強さランキングで1位に選ばれたのは、七つの大罪団長のメリオダスでした。魔神王の血を引くメリオダスの魔力は「全反撃」だと思われていましたが、「消滅」を可能とする本来の力に目覚め、さらなる強者へと成長しています。

また、今後どれほどの強さを発揮するのか楽しみなキャラクターは、5位にランクインしたアーサー・ペンドラゴンではないでしょうか。魔神王や最高神をも生み出した混沌を宿したアーサーは、その圧倒的な力をどのように使うのか……。続編となる「黙示録の四騎士」からも目が離せません!

調査時期:2024年12月5日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:男女合計310人
調査方法:インターネットログイン式アンケート

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