運輸・郵便業、建設業、製造業についで1ヶ月の平均総実労働時間数(休憩時間を除いた、残業を含む一人当たりの実労働時間)が多い情報通信業。職種別に見ても、システムエンジニアやプログラマも全体の上位にくることが分かっています。ITエンジニアは比較的残業が多い仕事ですが、最近ではそれも改善されているようです。

1年単位、1ヶ月単位の変形労働時間制やフレックスタイムなど何らかの変形労働時間制を採用している企業は現在51.3%。

プロジェクトや仕事のサイクルに応じて、一律の就労時間に縛られずに有効に時間を使える企業も増えてきています。また、クライアント常駐プロジェクトの場合の直行直帰や、自宅勤務、オフィス勤務でも、連携が必要なメンバーが集まって業務を行えるフリーアドレスなどの利用もだいぶ広がっています。

※出典 総務省統計局刊行,総務省統計研修所編集「日本の統計 2012」/厚生労働省調べ「平成24年就労条件総合調査」