介護をしていれば、日々さまざまな「なぜ? どうして!?」があります。何が起きるかはわかりません。認知症の人たちはとくにそうです。100人の入居者がいれば、100の人生があり、100の事情があります。一人一人に寄り添いながら、認知症の人の世界にできる限り合わせようとしてきたある現役介護士の記録。
『認知症の人、その本当の気持ち 意味わからん行動にも理由がある』(たっつん/KADOKAWA)より、一部を抜粋してご紹介します。
ある血管性認知症で「まだら認知症」のある高齢男性は、しっかりしている反面、混乱されると烈火のごとく怒ったり、高圧的な態度をとったりしました。職員からは認知症のないものすごく偉そうなおじいちゃんに映りました。介護士も仕事とはいえ人間。多くの職員に苦手意識を持たれていて、それはそれで気の毒でした。
『認知症の人、その本当の気持ち 意味わからん行動にも理由がある』(原作:たっつん 漫画:北川なつ/KADOKAWA)
介護をしていれば、日々さまざまな「なぜ? どうして!?」があります。何が起きるかはわかりません。認知症の人たちはとくにそうです。100人の入居者がいれば、100の人生があり、100の事情があります。一人一人に寄り添いながら、認知症の人の世界にできる限り合わせようとしてきたある現役介護士の記録。






























