入学シーズンも終わり、桜も散り、街行く人々も、すっかり新生活に馴染んできた感じのする今日このごろ。昨日は、ショルダーバックにつられて襟元がダルーンとだらしなくのびてるサラリーメンを見かけました。

ちょうど今って、仕事や生活に「たるみ」が出てくる時期かも知れない。私も学生の頃、きちんと取ったはずのノートが、暗号みたいになり始めたのがこの時期やったし。

この"たるんでる期間"って、嫌になるくらい前向きじゃないし、はっきり言って、人生の中のムダな時間だとずっと思ってたんですよ。でも、本当は、通過点として重要な時間なんじゃないかと、ここ数年で感じるようになりました。

人の一生って、"組織図風スゴロク"みたいなもんだと私は考えてるんですけど……その分岐点に立ったとき、「よりランクアップした方向に進むための試練」として、あえて、この"たるんでる期間"がやって来るんじゃないかと思うんです。危機感を持って、自ら奮い立てた人だけがレベルアップできる、みたいな。

"神様的"な大いなる者が、Y字路に立って言ってるんですよ。「頑張った君は"ゴールドロード"へ、無理だった君は"ゴールデンメッキロード"へ。」ってね。どっちに行けるかで、当然、今後の人生も変わってしまいます。そう考えたら、ただただ、たるんで「ボケー」っとしてしまうこの時期も、「兜の緒を締め」前向きに頑張ろうって気になりませんか?