夏・本番を迎えて、「暑い~」というよりも「あづい~」と言いたくなるような日々が続いていたが、この原稿を書いている当日は暑さが一段落して涼しくなった。一方、Windows Azureが「熱い」ので、「あづい~」とボヤくばかりが能ではない。以前にもWindows Azureを取り上げたことがあるが、今回はあらためて、新着分も含め関連情報を整理してみよう。

Windows Azure関連の情報提供ソースを整理してみる

まずは、Windows Azureの開発者を対象とする情報提供のチャンネルに関する情報から整理してみよう。もちろん、スタート点(ポータル)となるのがWindows Azureデベロッパーセンターであることは論を待たない。

Windows Azure Platform開発者向け技術情報
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/windowsazure/

開発者向けの資料や学習用のリソースは、以下のWebページを通じて提供されている。ホワイトペーパーは後述するように専用ページからアクセスするほうが早そうだが、MSDNマガジンのWindows Azure関連記事だけをまとめてリンクしているなど、このコンテンツにも利点があるので押さえておきたい。

Windows Azure 開発
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/windowsazure/cc994380

最近の新着コンテンツとしては、「クイックガイド」と「AppFabric」がある。後者はダウンロード、技術文書、その他の入門者向けコンテンツをまとめた学習用のページだ。ファブリックといっても布地のことではない(コラ)。

Windows Azure Platformクイックガイド
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ff960704.aspx

Windows Azure AppFabric
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/hh295819.aspx

MSDNライブラリに、「Windows Azure Platformクイックガイド」と「Windows Azure AppFabric」が加わった

その他のクラウド関連の話題としては、2011/9/30が締め切りになっている「Windows Intune 30日間無料トライアルキャンペーン」がある。SaaS(Software as a Service)型クラウドサービスの体験キャンペーンであり、どちらかというと開発者よりもエンドユーザー向けだが、話の流れということで紹介しておこう。

Windows Intune 30日間無料トライアルキャンペーン
http://www.microsoft.com/business/smb/ja-jp/campaign/intune-1104/default.mspx

Windows Azureの製品情報・互換性情報・アプリ/データ販売情報

Windows Azure自体の製品情報は、MSDNオンラインとは別にユーザー向けとして専用のWebページがある。ただしJava、PHP、Eclipse、Rubyといったテクノロジーが関わってくる場面が少なくないと考えられるので、開発者でも「相互運用性」の情報はチェックしておきたいところだ。

Windows Azure製品サイト
http://www.microsoft.com/japan/windowsazure/

Windows Azure Platform相互運用性
http://www.microsoft.com/japan/windowsazure/interop/

Windows Azure Platform導入事例
http://www.microsoft.com/japan/windowsazure/evidence/

ここの「各種資料」でもホワイトペーパーを提供しているが、リンクされているホワイトペーパーの数は限られており、最初からホワイトペーパー専用のWebページに行くほうが早い。そちらであれば、製品情報だけでなく開発者向けのものも含め、Windows Azureに関連するホワイトペーパーへのリンクがまとめられているので、開発者にとっても有用性が高い。

Windows Azure Platform各種資料
http://www.microsoft.com/japan/windowsazure/resources/

Windows Azure Platformホワイトペーパー
http://www.microsoft.com/japan/windowsazure/whitepapers/

Windows Azure関連のホワイトペーパーが大量に公開されているので、開発者もユーザーも管理者も、念のためにチェックしてみてはいかがだろうか

このほか、作成したSaaSアプリケーションを販売するための仕組みもある。それが "Dallas" ことWindows Azure Marketplaceである。

Windows Azure Marketplace
http://www.microsoft.com/japan/windowsazure/marketplace/

Microsoft Codename "Dallas" - Developer Portal
https://www.sqlazureservices.com/Catalog.aspx

Windows Azure Marketplace
https://datamarket.azure.com/

Windows Azure Marketplaceには「データセクション」と「アプリケーションセクション」があり、前者はデータと可視化・分析といった機能を、後者はアプリケーションを販売するものである。販売に際しては、注意点を確認した上で合意文書を入手する必要がある。さらに、アプリケーションとデータについて、公開用のキットを入手できるようになっている。

Publishing on Windows Azure Marketplace
https://datamarket.azure.com/publishing

これは、公開に際しての注意点についてまとめたコンテンツだ。

Download the Windows Azure Marketplace Agreement
http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=221532

これは、公開時に必要となる合意文書のダウンロードを行うもの。以下の2つのリンクは、アプリケーションとデータのそれぞれについて、公開用のキットをダウンロードするためのものだ。

Download the App Publishing Kit
http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=221323

Download the Data Publishing Kit
http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=221324&clcid=0x409

Windows Azure関連では、アプリケーションやデータを販売する枠組みも用意されている