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毎日、決められた時間に職場へ行くために朝早くから満員電車に揺られて通勤する。人の多すぎる車内で数十分も揺られながら、時には電車が止まったり遅延したりという状況をかいくぐり、なんとか会社に到着するだけで既に体力を大きく消耗させなければならない。日々の通勤を「痛勤」と感じている方も多いのではないでしょうか。

その場に行かなければできない仕事や社外に持ち出せない仕事なども存在するため、仕方のない部分はあるとはいえ、パソコンやネットを使って仕事をする時代に必ず特定の場へ赴いて作業をしなければならないということが合理的とは言い難い場合も多々あります。

自宅でも気を散らさずできる仕事のためであったり、台風など悪天候の際にも 「決まりだから」という理由だけでとにかく会社という場へ行くことを命じられたりするのであれば、仕事の上で合理的でないどころか理不尽を押し付けられていると感じることでしょう。

当然のように行われていることのように見えても、実はとても多くのエネルギーを使っています。「毎日時間をかけて同じ場所に通う」ということができる時点でとてもすごいことなのではないでしょうか。

このように、「仕事そのものではないところで大きなエネルギーを消費している」という出来事があるはずです。これらを把握しておくと、仕事そのものに集中するために何か改善できる部分が見つかるかもしれませんし、今の仕事を続けるかどうか迷っている人には「これだけのことに耐えても続けたいことか?」という一つの判断基準になりそうです。

Jecy

メルヘン・ファンタジーな世界観に、科学・哲学などの題材を絡めた絵を描き、身の回りの様々な物事への好奇心を沸き立たせるような作品制作を目標に活動中。 ぼさつの宿ったこむぎこたちが、時に自らの形を変えながら仏教の哲学を語る「こむぎこをこねたもの」をはじめとしたキャラクターシリーズも展開している。

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