今回もExcel2013に新しく追加された関数について説明します。今回は、数式が含まれるセルへの参照があるかどうかを確認し、TRUEまたはFALSEを返すISFORMULA関数について説明します。ISFORMULA関数は、Excel 2013に新たに追加された関数で、関数の分類[情報]から使用します。

数値が入力されたリスト

数字が入力されているように見えても、数式の結果として数字が表示されているだけで、実は数式が含まれるセルへの参照がある可能性があります。数式が含まれるセルの参照がある場合には、参照元に変化があった場合には、影響が出てくる可能性があります。

ここでは、数式が入力されているかどうかを確認してみます。

関数の書式

ISFORMULA(範囲)

範囲:確認したいセル参照、数式、またはセルを参照する名前を指定。必ず必要

使用例1:セルに数式が入力されているか確認する

E2:=ISFORMULA(D2)

ISFORMULA関数を選択し、引数ダイアログボックスの範囲に確認したいセルを指定します。

数式が入っている場合には「TRUE」と表示

式を必要箇所までコピーします。

数字が入っているように見えたが、複数の方法で入力されている

数字が入力されている場合には「FALSE」が表示。

数字が入力されている場合には「FALSE」が表示

数式が入力されている場合には「TRUE」が表示。

数式が入力されている場合には「TRUE」が表示