近年の推し活は、もはやアイドルにとどまらず、スポーツ選手、作家、キャラクター、漫画、動物、乗り物、食べ物など、対象の幅がありとあらゆるものに広がっています。
また、「好き」の気持ちが発端の推し活は楽しいだけかと思いきや、最近はSNSをチェックしたり、グッズを買ったり、イベント情報を追ったりと、忙しさが増して「推し活疲れ」を感じている人もいるのだとか。
そこで本記事では、マイナビニュース会員を対象にアンケート調査を実施。推し活の経験者が寄せた「推し活疲れの対処法」も一緒にご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
推し活をしている人はどのくらいいる?
そもそも推し活はどのくらいの人がしているのでしょうか?
男女500人を対象に、現在または過去に推し活をしていたかどうかを聞きました。
- 現在している …37.5%
- 以前していた …16.4%
- したことはない …46.1%
「現在している」と答えた人は約4割となり、「以前していた」と合わせると、半数以上が推し活の経験者という結果に。このことから、推し活は多くの人にとって身近な趣味として定着しているといえそうですね。
一方で、半数近くの人は「したことがない」と回答しており、まだ経験のない人も一定数いることが分かります。
約8割の人が、推し活に疲れている
次に、推し活経験者へ、推し活に「疲れたな」と感じたことがあるかどうかを聞いたところ、結果は以下のように。
- よくある …23.0%
- ときどきある …32.2%
- たまにある …23.3%
- ほとんどない …12.2%
- 全くない …9.3%
頻度には差があるものの、「疲れたことがある」と答えた人は合計で約8割にのぼりました。
今や「推し活疲れ」は、共感を得やすい悩みの一つといえそうです。
推し活に疲れを感じるのはどんな時?
では、具体的にどのような場面で推し活に疲れを感じるのでしょうか。推し活の経験者に対し、当てはまる理由を複数回答で聞きました。
- お金がかかりすぎる …52.8%
- 時間が足りなくなる …34.9%
- 情報量が多く追いきれない …34.9%
- イベント・配信・発売日などが重なって忙しい …24.5%
- 応援することが義務のように感じる …23.6%
- 気持ちが冷めてきたと感じる …23.1%
- SNSで他のファンと比べてしまう …20.8%
- ファン同士・界隈の人間関係にストレスを感じる …20.8%
最も多かったのは「お金がかかりすぎる」で、半数以上が負担に感じていることが分かります。
続いて「時間が足りない」「情報量が多く追いきれない」といった、日常生活にも影響する負担が上位に挙がっています。
さらに、イベントや配信が重なることによる忙しさや、「応援しなければ」という義務感など、楽しさがプレッシャーに変わる側面も見えてきました。好きだからこそ、無理をしてしまう人も少なくないのかもしれませんね。
その他、SNSで他のファンと比較してしまったり、ファン同士の関係に疲れたりといった、精神的なストレスも一定数見られます。こうした負担は、推し活に深く関わっているからこそ感じやすいものだといえそうです。
推し活に疲れたときの対処法5つ
ここからは、アンケートに寄せられた「推し活に疲れたときの対処法」をご紹介します。
(1)一旦離れる、休む
本来、楽しくて幸せな気持ちにさせてくれるはずの推し活。それなのに負担や義務感を感じてしまうなら、無理をしているサインかもしれません。
そんな時は少し勇気が必要ですが、あえて推しと距離を置いてみるのも一つの方法です。一度冷静になれば、「また楽しみたい」と思うのか、それとも自然と離れるべきなのか、自分なりの答えが見えてくることもあるでしょう。
- 「疲れたと感じたときは少し推しから離れて、テレビを見たり漫画を読んだりして気分転換をするようにしている」(42歳男性/推し活中)
- 「期間を決めてから離れると、また推したい気持ちが復活します」(40歳女性/推し活中)
- 「イベントに参加する機会を減らしたら、同時に熱が冷めていった」(47歳男性/以前していた)
(2)SNSから離れる
これも「離れる」という意味では同じですが、SNSとの距離をとるのもおすすめです。
推し本人の投稿やファンの発信など、情報は次々と流れてきます。それらを追い続けることで、知らないうちに疲れてしまうケースも。
一旦SNSから離れてみるだけでも、気持ちが少し軽くなるかもしれません。
- 「数日間でいいので、期間を決めてSNSを見ないようにする」(45歳男性/推し活中)
- 「夜に情報を追ってしまうことが多いので、疲れたときはスマホの電源を切って早めに寝る」(38歳女性/推し活中)
- 「『いいね』をするのをやめて、SNSのつながりを減らした」(48歳男性/推し活中)
(3)推し活の頻度を減らす
急にやめるのが不安な場合は、推し活の頻度を少しずつ減らしていく方法も有効です。
イベント参加やグッズ購入の回数を調整することで、無理なく距離をとることができます。徐々に負担を軽くすることで、自分に合った関わり方が見えてくるかもしれません。
- 「まずは手っ取り早いところから、グッズを買うのをやめました」(47歳男性)/推し活中)
- 「コンサートに行くのをやめた」(37歳女性/以前していた)
- 「ライブで遠征する回数を減らした」(49歳男性/推し活中)
(4)課金を減らす
「推し活疲れ」の最大の理由となっていた、費用面の負担を減らすこともかなり重要です。
ファンクラブの会員費や、グッズ販売、ライブチケットなど、推し活はのめり込むほどに出費が増えがち。ずは無理のない範囲に抑えることで、気持ちの負担も軽くなるでしょう。
- 「自分にとって無理のない課金を考えて、その範囲内に収まるようにした」(46歳女性/推し活中)
- 「お金を使わずに済む推し活を考える」(49歳男性/推し活中)
- 「グッズを買い集めるのを控えました」(47歳女性/推し活中)
(5)気が紛れるものを探す
推し以外に興味のあるものを探すというのも、気分転換として効果的です。
仕事や別の趣味、人との交流などに目を向けることで、気持ちがリフレッシュされ、新しい楽しみが見つかることもあるかもしれません。
- 「身の回りに実在する人やペットと、直に触れ合う時間を増やした」(40歳女性/推し活中)
- 「体を動かす趣味に没頭した」(39歳男性/推し活中)
- 「一度、仕事などに集中してみるのもおすすめ」(33歳男性/推し活中)
推し活に疲れたら、「SNSから離れる」「課金を控える」を試してみては
「推し活疲れ」について、アンケート調査の結果を元にご紹介してきました。元気や癒しを与えてくれる推し活ですが、意外にも多くの人が疲れを感じているようです。
とめどなく流れてくるSNSの情報や、イベント、ライブ、グッズ販売の情報などを追っていると、時間はあっという間に経ってしまうもの。時間とともにお金が飛んでいってしまうことも多々ありますよね。
また、熱心に活動するほど、他のファンの動向が気になったり、コミュニティでの人間関係に疲れを感じたりするケースも。
アンケートでは、こうした疲れへの対処法として「SNSから離れる」という声が多く挙がりました。短期間でも情報から距離を置くことで、気持ちがリセットされ、余裕が生まれると感じる人が多いようです。実際に、「一度離れることで、また新たな気持ちで応援できるようになった」という声も見られました。
また、「推し活疲れ」の最大の要因は費用面の負担でしたが、「お金をかけない推し活を考える」という工夫も挙がっています。無理のない範囲で続けることが、長く楽しむためのポイントといえそうです。
推し活に少しでも疲れを感じたときは、無理をせず、自分に合った距離感を見直してみてください。今回紹介した方法が、そのヒントになれば幸いです。
調査時期: 2026年5月19日~2026年5月20日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 20~49歳男女500人
調査方法: インターネットログイン式アンケート




