「足下を見る」ということわざの語源からも分かるように、ビジネスマンであれば、誰もがスーツ同様に革靴の重要性を理解しています。ところが、ビジネスシューズにもいろいろな型があるため、なかには「黒い革靴なのにスーツ姿に合っていない」という人を見掛けます。

『真似するだけで印象が劇的によくなる 38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)の著者が、ビジネスマンが陥りやすい「黒い革靴でよくあるNGとその解決策」についてお伝えします。

  • 出典:『真似するだけで印象が劇手によくなる38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)/イラスト片倉航(写真:マイナビニュース)

    出典:『真似するだけで印象が劇手によくなる38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)/イラスト片倉航

その型はビジネススーツに合わないのかもしれない!?

黒い革靴といっても、その種類は様々です。「ウイングチップ」「モンクストラップ」「ストレートチップ」など、定番の「プレーントゥ」に加え、さまざまな型が存在します。

なかでも、カジュアルな印象のウイングチップは、ビジネススーツよりジャケパンに合わせやすいといわれています。というのも、メダリオンという装飾で彩られた模様がカジュアルに見えるからです。

一方、紐を使わないバックルタイプのモンクストラップ。スーツに合いますが、ビジネスシーンの王道シューズとはいえません。

そこで、王道といわれているストレートチップを、私はお勧めしています。『王道は人の警戒心を緩める必殺技』(本書より抜粋)なので、目上の人と接する機会が多い場合、世代を超えて相手の懐に入りやすくなります。横一文字でつま先の革が重ねるため、シワが付きづらいことがストレートチップの特徴です。

  • 王道といわれている「ストレートチップ」

    王道といわれている「ストレートチップ」

尖がり過ぎ注意! 先端のNG形状

とはいえ、ストレートチップだからといって安心はできません。「ロングノーズ」と呼ばれる先が尖った革靴が、ビジネスシューズの中に紛れています。2000年代後半に流行したイタリアファッションの影響が未だに及んでいるからです。

つま先が尖ったロングノーズは、世代が異なる目上の男性から評判がよくありません。なぜなら、横一文字の長さとつま先から横一文字の距離のバランスを意識します。

『横一文字の長さ-つま先から横一文字の距離=1センチ以上』

この差が1センチ以下の場合、ビジネスというより水商売系の業界人たちが履いている尖り過ぎの革靴に見えてしまうのです。

無自覚にベルトが悪目立ちしている人

ビジネスシーンでは、ベルトと靴の色をそろえることが、暗黙の常識になっています。つまり、黒い靴には黒いベルトが合い、逆に黒い革靴なのに茶色のベルトを締めていると、ベルトが悪目立ちします。

スーツスタイルの主役は、ネクタイを中心としたVゾーンなのでベルトの悪目立ちは避けたいところです。余裕がある人は、靴・ベルトに加え、バッグの色までそろえると調和が一層引き立ちます。

著者プロフィール: 森井良行(もりい・よしゆき)

エレガントカジュアル 代表取締役
20代後半から40代の男性のファッションを「エレガントカジュアル」でワンランクアップさせる「服のコンサルタント」。 街のセレクトショップを歩き、顧客に試着を繰り返してもらいながら、その人に最も似合う服を探していく独自の「買い物同行」は9割以上の高い満足度を誇る。

著書『真似するだけで印象が劇的によくなる 38歳からのビジネスコーデ図鑑』 (日本実業出版社)