この連載は、「カッコ良くなりたい!」と思う全ての男性へ贈る、美容のあれこれをお伝えするコーナーです。4月から新しい環境になった方もいらっしゃるかと思いますが、新生活には慣れてきたでしょうか? 緊張が疲れに変わりやすい時期です。今回は疲労回復についてお話しします。体調を万全に過ごすためにも一日の疲れはその日のうちに取り、翌日元気に活動したいですよね。ぜひ参考にしてみてください。

  • 疲れてしまいがちな5月、疲労回復のポイントを紹介します

疲れを感じた時の食事のポイント

まずはじめは疲れを感じた時の食事です。疲れてしまうと食事をとるのもおろそかになってしまうかもしれませんが、一番よくないのは食事を抜いてしまうことです。食事を抜いてしまうと脳へのエネルギー不足で集中力が低下し、疲れを感じ、空腹時間が長いと次にとった食事で血糖値が急上昇し、インスリンも過剰分泌されることで脂肪をため込みやすい体に……。長い間繰り返すと糖尿病のリスクにもなりかねません。疲れていても、食事はできるだけ規則正しく摂りましょう。

疲労回復に効果がある食材としては、クエン酸を含んだ食品がよく知られています。クエン酸には、筋肉に蓄積された乳酸をすみやかにエネルギーとして利用させる働きがあります。

  • オレンジやレモンといったフルーツには、クエン酸が含まれ疲労回復が期待できます

レモンやオレンジなどの果物の他、梅干し、お酢などにも含まれています。最近はフルーツビネガーなども色々と売られていますので、炭酸水で割って手軽に飲むこともおすすめです。食事に上手に取り入れてみましょう。他にも疲労回復成分として知られているタウリンは、タコなどに含まれ、低カロリーでたんぱく質の補給にもなるのでおすすめです。

  • ビタミンB群の不足に注意! 豚肉などをから摂取しましょう

また、ビタミンB群はエネルギー代謝や脂肪燃焼をスムーズにさせる大切な成分です。ビタミンB群が不足するとうまくエネルギーを作り出せず、疲れやすくなります。ビタミンB群を含む豚肉やレバーなども積極的にとりましょう。

入浴やストレッチで体を癒す

疲労回復には入浴も大切です。半身浴をするなど、ぬるめのお湯(38~40℃)にゆっくり浸かって体を温めましょう。入浴前後には水分補給を忘れずに行いましょう。

また、疲労回復にはストレッチも有効です。夜寝る前に体を伸ばしたり、肩や首周りをゆっくり回したりするだけでも、筋肉の緊張をほぐしリラックス効果にもなります。そして、ウォーキング等の軽い有酸素運動も、全身の血行が良くなることで、酸素・栄養供給を促進して疲労回復を早めてくれます。続けることで疲れにくい体をつくることにもつながります。適度な運動は質の良い睡眠のためにも不可欠です。毎日の生活にストレッチやウォーキング等を取り入れてみましょう。

  • しっかりと睡眠時間を取り、質を高めましょう

睡眠はパフォーマンスに大きく影響する

そして疲労回復に最も効果があるのはやはり睡眠です。睡眠は翌日のパフォーマンスにも直結するのでしっかり取りたいですね。睡眠は、適切な時間(量)に加え、睡眠の深さ(質)など、疲労回復の重要な要素といえます。ぬるめのお湯で入浴すると、軽い体温上昇でその後の体からの放熱が活発になり、精神的なリラックス効果と合わせて、深い睡眠を増加させることにつながると考えられています。

また、就寝時の環境は睡眠の質と関係します。部屋の明るさ、音、温度、湿度などの睡眠時の環境を快適にしましょう。夜更かしをせずにしっかり睡眠時間を取ることも大切です。

いかがでしたでしょうか。元気に生き生きとしている方は、とても魅力的で周りも元気になりそうですね。疲労を溜めずに明日からまた頑張っていきましょう。

参考 : 健康づくりのための睡眠指針 2014年3月 厚生労働省