BtoBの企業向けカタログを大量にスマートフォンで持ち出し

営業で客先に出向く時、自社製品のカタログは当然持って出かけるだろう。中にはすでに自社カタログがデジタル化されて、荷物がだいぶ軽くなったという会社もあるかもしれない。

しかし自社以外のカタログの扱いは大変だ。必要なものを選りだして鞄につめるのも面倒だが、そもそもそれが最新版であるのかどうかもすぐにはわからない。出先で急に必要になることもあるだろう。勝手にスキャンして自分用に電子版を作るにしても、数が多ければ大変な作業だ。

企業向けのBtoBカタログを集めたカタログ閲覧アプリ「iCata」は、いろいろな企業やサービスのカタログを1つのアプリから見られるおかげで、手軽に多彩なカタログを持ち運べるしてくれる。荷物を軽くしたい人、常に最新カタログを持っていたい人におすすめのアプリだ。

「iCata」

企業やプロジェクトごとの一覧からカタログを選択

アプリを起動したトップページには、企業単位やプロジェクト単位のアイコンが並んでいる。ここから選択すると、企業やプロジェクトの概要解説を確認した上で、カタログをカテゴリごとに分類されたカタログを探すことができる。「サイトへ」というボタンがある場合は、これをタップすると関連サイトに移動。最新の情報なども参照可能だ。

概要やサイトへのリンクボタンも表示されるインデックス

カテゴリ内は、標準で10件ずつが1ページに表示されるリスト形式だ。表紙のサムネイルとタイトル、更新月などを確認できる。新着カタログを探す場合などはこれが便利だろう。

サムネイルも表示されてカタログを選びやすい一覧画面

カタログの全文検索にも対応

大量のカタログが登録されているため、検索機能は上手に使いこなしたい。トップ画面の右上にある「+」ボタンをタップすると、サービス名や企業名での検索画面が表示される。ここにある「心着順(TOP20)」や、「50音順」も企業やサービス単位であり、カタログ名を直接検索するものではない。まずは企業を探す、という時に使える機能だ。

「+」ボタンから呼び出した画面では企業単位での検索が可能

新着リスト等も企業単位で掲載されている

企業を選んだ後、その企業が発行している多くのカタログの中から目的のカタログを探すには、内容の全文検索が便利だ。カタログタイトルだけでなく内部のテキストも対象になる。検索結果には該当語が含まれるページのサムネイルも表示されているため、自分にとって意味のあるページなのかどうかがすぐにわかるのもよい。また、検索結果をカタログ単位で絞り込み表示することも可能だ。

全文検索の結果にはサムネイルも表示

キーワードが含まれる部分をページ単位ではなく、カタログ単位でまとめてリスト化することも可能だ

内部への描き込みもOK!

選んだカタログを表示すると、左右フリックでページをめくることができるようになる。またメニューから「サムネイル表示」を選ぶと、全ページをサムネイル化してくれるため、1ページずつめくらなくとも目的のページにすぐたどりつける。

印刷されたカタログと同じものを見られるため、スマートフォンで利用する場合には文字がかなり小さく表示されるが、もちろん拡大は可能だ。

カタログを左右フリックでめくりながら読み進められる

サムネイルでは全ページのサムネイルが一覧化される

ページ全体を表示するとかなり小さい文字表示になる

ピンチでの拡大に対応

カタログの内部に描き込みをしたり、付箋を貼ったりできるほか、しおり機能も用意されている。よく使うページがあるならば、これらの機能を利用するとよいだろう。

描き込みや付箋の挿入も簡単に行える

しおりをつけて、次回から希望ページを開きやすくできる

よく使うカタログを整理する「カタログ棚」と「持ち出しリスト」

よく使うカタログのピックアップ方法として「カタログ棚」と「持ち出しリスト」が用意されている。「カタログ棚」は、多くのカタログの中から自分用の本棚にピックアップしたものを置くイメージだ。iCataは基本的にオンラインで利用するサービスだが、この「カタログ棚」を利用した場合はそのまま、オンラインで利用することになる。

よく使うカタログを「カタログ棚」に入れておけば、呼び出しが簡単になる

電波状況が悪い所などでもスムーズに利用したい場合には「持ち出しリスト」が有効だ。こちらはカタログデータを端末にダウンロードして利用するため、オフラインでも利用可能になる。データの保存先は本体とSDカードの選択が可能だ。

「持ち出しリスト」を使うとカタログをダウンロードしてオフライン利用もできる

データ保存場所は本体とSDカードの選択制

「iCata」
利用料金:無料
制作者:凸版印刷