“ひとり芸”ナンバーワン決定戦『R-1ぐらんぷり2019』の決勝戦が、カンテレ・フジテレビ系で、いよいよあす3月10日(19:00~21:00)に生放送。本番までカウントダウン形式で、ファイナリスト10人へ決勝進出決定直後に行ったリレーインタビューを、当日のネタ順に紹介していく。

9人目は、ファイナリストの中で紅一点の河邑ミク。昨年、大阪から東京に進出したことで、ネタ作りに変化が出てきたという――。

  • 河邑ミク

    『R-1ぐらんぷり2019』決勝進出を決めた河邑ミク (C)カンテレ

■得意ジャンル伸ばすことを意識

――決勝進出者発表で名前を呼ばれたときの気持ちはいかがでしたか?

「よっしゃー!」っていうよりは、「あ、ありがとうございます」くらいのローテンションだったかもしれません。あとからジワジワくるやつですね、この喜びは。

――昨年東京に進出されましたが、ネタの作り方は変わりましたか?

大阪にいたときは関西の方を目の前にすることが多かったので、関西の方に笑っていただくことが目標だったんですけど、東京に出てきて視野が広くなったというか、「これだけの人を笑わせないといけないんだ」ということを意識するようになりましたね。あと、なるべく自分の原型を変えないように。今から何か自分が苦手なことを伸ばそうとしても周りの人には追いつかないかなと。自分が得意だと思ってるジャンルを伸ばして戦うしかないなと、そこは意識してました。

――準決勝で披露したネタを作った経緯を教えてください。

元々大阪にいたときにちょっと作ってあったネタなんです。私自身が大阪出身で大阪育ちなので、“大阪”で思うことがあって。でも東京に出てきて、このネタが「やっぱり違う」って部分がたくさんあることに気付きました。それでいろいろ作り直した結果が今回ちゃんと出たのかなと。

■母の誕生日に大阪で決勝進出「これは運命」

――決勝への手応えを感じた瞬間はありましたか?

全然分からなかったです、ほんとに。それこそ2回戦は準決勝と同じネタをやったんですけど、場所が東京だったせいか、3回戦進出は危ういかなって感じでした。なので3回戦はネタを変えたくらいです。でも、準決勝が今年は大阪と聞いて、元々あった大阪のネタがこんな偶然大阪でできることがあるんやと、これはこのネタをやれってことなんかなと思ってやることにしました。

――準決勝がお母さんの誕生日ということで、決勝進出をプレゼントできましたね。

こんなにバッチリ重なるなんて。お母さんの誕生日で、しかも実家のある大阪で準決勝で決勝進出できて。これは運命やなと思いますね。早く実家に帰って2人で「おめでとう」を言い合いたいです。

――決勝後、2019年はどういう年にしたいですか?

去年から「もし2019年に決勝に行けなかったら、今まで“ファイナリスト”って言えてたことが言えなくなる」って思ってました。その肩書きって今の私にとってすごく大事なので、今年もその肩書を使ってたくさんお仕事をさせていただきたいですね。