お金を貯める上で「みんなはどれくらい貯めているの?」「毎月いくら貯金すればいいの?」と気になる人も多いと思います。一定の配分基準があると判断しやすいですよね。

そんな時にシンプルで分かりやすいルールがあるので紹介します。

  • 毎月の貯金金額の目安を欲しいと思いますか?

貯金の分かりやすいルール

「50/30/20のルール」と呼ばれ、アメリカの政治家で個人ファイナンスなども研究するエリザベス・ウォーレン(Elizabeth Warren)氏が提言した貯蓄方法。

3つの数字すべて足すと100になり、手取りの50%を生活に必要なお金に回し、30%以内を自由に使えるお金とし、最低でも20%は貯金をしなさいとウォーレン氏は言います。余談ですが、ウォーレン氏は2020年の大統領選挙に今年3月まで立候補していました。

では一つひとつ、細かく見てみましょう。

生活に必要なお金

「生活に必要なお金」とは以下のようなものが該当します。アメリカと日本では多少生活様式が違いますが、日本版にアレンジしてお伝えします。

・食料品
・住居費(住宅ローン)
・公共料金
・通信費
・保険料(生命保険や医療保険など)
・車のローン など

これらを手取りの50%以内に抑えてください。

自由に使えるお金

次は自由に使えるお金30%です。

・買い物
・外食
・趣味 など

これは分かりやすいですね。

貯めるお金

そして最後の20%が貯金なのですが、ウォーレン氏は20%を「貯金」と「借金返済」と区分しています。

ちなみに車や家といったローンは生活に必要なお金に入っています。ローンは確かに借金ではありますが、それに対する資産を保有しています。また家は生活していく上で不可欠ですし、車が必要という人も多いでしょう。

よって、ここでいう借金返済とは消費者金融などから借り入れがある場合を意味します。貯金するように毎月手取りの20%を目安に返していきなさいということです。

なお、もし生活に必要なお金の割合が50%を超えてしまったら? これについてウォーレン氏は、「もし生活費が50%を超えたら、30%の自由に使える割合をしばらく下げなさい」と指摘しています。

貯金分は必ず確保

この発言には二つの注意すべきポイントがあります。まず、生活費が50%を超えるようなケースは「ありうる」ということです。

例えば子供が育ち盛りで食費がかなり必要で、どうしても生活費が50%を超えるようであれば、無理して50%に抑える必要がないということ。文字通り「必要な支出」なわけで、それを抑えると生活自体が成り立たなくなるかもしれません。

もう一つが、貯蓄の20%は必ず死守しなさいという意味。このルールを紹介するアメリカのウェブサイト等では、「コミット」という英語表現が使われていました。TVCMなどでおなじみの言葉ですが、20%貯金に関しては、しっかりと結果を出し続けるよう頑張らないといけないということです。

また、一つ気を付けることがあります。会社から支給される給与の「手取り」ですが、おのおので給料から引かれるものは異なります。

例えば税金と社会保険料しか引かれていないという人は、このルールをそのまま捉えてもらっても構わないでしょう。ただし、会社で積み立てをしていたり、生命保険の保険料を給与天引きにしていたりする場合は、その分を考慮する必要があります。

それらが引かれる前の金額から50/30/20と割り振ってみてください。

目安があると、その範囲内で思い切り買い物もできますし、そして楽しく貯めることができそうですね。