SharePoint OnlineのSNS機能

Office 365のSNS機能は「ニュースフィード」として実装しています。ニュースフィード機能は、サブサイトとしてニュースフィード専用のサイトを構築することもできますし、Office 365の各ユーザーサイト(個人サイト)内で利用することもできます。

ここでは、ユーザーサイトのニュースフィードを使う方法を紹介します。

ユーザーサイトのニュースフィードは、SharePoint Onlineの標準機能であるため、SharePoint Onlineのユーザーであれば、だれでも特別な設定を必要とせずに使えます。ただし、SharePoint Onlineの個人サイト機能の一部であるため、一度もSharePoint Onlineの機能を使ったことがないユーザーが使用するときは、「ニュースフィード」をクリックしたときにSharePoint Online個人サイトの自動セットアップが起動し、使える様になるまで数分間かかります。サイト、OneDriveなどを使ったことがあれば、セットアップ済みです。

なお、Office 365ではSharePoint Onlineに標準のSNS機能である「ニュースフィード」以外に、エンタープライズ向けSNSとして世界的に普及しているYammerを利用することもできます。

ニュースフィードへの投稿

ニュースフィードへの投稿は簡単です。基本的に、メッセージを入力し、必要に応じて画像ファイルを添付して、「投稿」ボタンをクリックするだけです。

(1)Office 365にサインインし、「ニュースフィード」をクリックします。投稿するメッセージを読ませたい対象を「共有相手」で選択します。同じテナントの全ユーザーが読める様にするには、「すべてのユーザー」選択します。

「ニュースフィード」をクリックし、投稿するメッセージを読ませたい対象を「共有相手」で選択

(2)メッセージを入力します。文章を改行するときはEnterキーを押して下さい。 画像を添付するときは、カメラアイコンをクリックします。 なお、Shiftキーを押しながらEnterキーを押すと、メッセージを即時投稿します。

メッセージを入力

(3)画像を添付のカメラアイコンをクリックしたときは、「参照」ボタンで画像ファイルを選択し、「アップロード」ボタンをクリックします。

画像のアップロード

(4)メッセージの入力、必要な画像のアップロードが終了したら、「投稿」をクリックします。

メッセージの入力、画像のアップロードが終了したら、「投稿」をクリック

(5)投稿が完了したニュースフィードの例。投稿内容を削除するときは、メッセージ右上の「×」ボタンをクリックします。

ニュースフィードの例

ニュースフィードの購読

今度は、投稿されたニュースフィードを閲覧する方法を紹介します。 「ニュースフィード」をクリックすると、まず「フォロー中」のユーザーの投稿だけを表示します。「フォロー」は、特定のユーザーの投稿を継続して購読するための設定です。

(6)フォローしていないユーザーの投稿を閲覧するためには「すべてのユーザー」をクリックします。また、Facebookやmixi、Yammerなどの一般的なSNSと同様に、「いいね!」をクリックして、投稿に対する評価を設定できます。

フォローしていないユーザーの投稿を閲覧するためには「すべてのユーザー」をクリック

(7)投稿者をフォローするには、投稿下部の「○○さんをフォロー」をクリックします。

投稿者をフォローするには、投稿下部の「○○さんをフォロー」をクリック

(8)フォロー設定が完了すると、右上にポップアップメッセージを表示します。

フォロー設定が完了すると、右上にポップアップメッセージを表示

(9)投稿表示欄にもフォローしている旨を表示します。

投稿表示欄にもフォローしている旨を表示

投稿に返信する

投稿対するコメントをつけることを、ニュースフィードでは「返信」と呼びます。返信すると、ニュースフィードにコメントとして投稿するだけでなく、投稿者にメールで通知します。

(10)投稿に返信(コメント)するときは、「返信」をクリックします。

投稿に返信(コメント)するときは、「返信」をクリック

(11)メッセージを入力して投稿します。投稿方法は、(2)~(4)の投稿手順と全く同じです。

メッセージを入力して投稿

(12)投稿者のニュースフィードにも「返信」が表示されます。

投稿者のニュースフィードにも「返信」が表示される

(13)投稿者には、返信があった旨、自動的にメールでも通知されます。

投稿者には、返信があった旨、自動的にメールでも通知

メンション

特定のユーザーを宛先とした投稿をメンションと呼びます。投稿するメッセージ内に、宛先を埋め込みます。ただし、その宛先のユーザーだけが読めるわけではなく、あくまで、投稿自体は「共有相手」全員が読めます。ただし、メンションで指定したユーザーには、投稿だけでなくメール通知も届きます。 特定のユーザー宛のメッセージであると同時に、皆に周知する必要がある内容などを投稿する際に利用します。

(14)メンションを投稿するには、投稿メッセージに「@名前」と入力します。ここで入力する名前は、ユーザー名(メールアドレス)ではなく表示名です。たとえば、「yamada.taro@mynavi365.local」というユーザーの名前が「山田太郎」として設定されている場合、「@yamada.taro-@mynavi365.local」ではなく「@山田太郎」と入力します。それ以外は、通常の投稿と同じです。

メンションの投稿

(15)メンションの投稿については、宛先のユーザーにはメールで着信通知が届けられます。

メンションの投稿については、宛先のユーザーにはメールで着信通知

(16)「ニュースフィード」で、「メンション」をクリックすると自分宛の投稿の絞り込み表示できます。

、「メンション」をクリックすると自分宛の投稿の絞り込み表示