――撮影を終えて、改めてお互いに刺激を受けたことや今だから言いたいことはありますか?

亀梨:それはもう「亀チャンネル」(YouTube)でちゃんとじっくりやろうかなって(笑)

木村:(笑)。でも2人のシーンが多かったので、監督と亀梨くんとのやり取りはすごく刺激になりました。他の撮影とも被っていて「大変だ」とおっしゃっていたにもかかわらず、台本や現場から読み取れる情報量が圧倒的に多くて。例えば、僕がお兄ちゃんの部屋に勝手に入るシーンがあるんですけど、そこにカーペットがあって、「車椅子の人がいる家にカーペットを敷くかな?」という細部まで目が行き届いていて、すごいなと思いました。

亀梨:彼はずっとニコニコしながら現場にいてくれて。「家帰って舌打ちとかしてないかな」って心配したくらい(笑)。ストレス発散方法はなんですか?

木村:スケジュールが知らない間に変更されていたりすると「おっ!」てなります(笑)。

亀梨:計画をちゃんと立てたい人なんだ。俺は次の日のスケジュールさえ知りたくないです(笑)

「事前情報で武装しない」亀梨流インタビュー術

――先ほど「亀チャンネルでじっくり」とおっしゃっていましたが、亀梨さんはインタビュアーとして相手の「人となり」をどう引き出しているのですか?

亀梨:共演者については、失礼にならない程度の事前情報は入れるけれど、あとは会話しながら相手を知ることを楽しむ、というのが基本スタンスです。今日の取材でも、木村くんに兄がいることとか、サッカーとバスケをやっていたこととか、そういうことを知れたわけで。いきなり「お兄さんがいるんですよね?」って言われたら、「なんでそんなに知ってんの?」ってなるじゃないですか。事前情報で武装するより、目の前の会話で人となりを探っていく方が自然だし、相手も話しやすいと思うんですよね。

木村:僕は自分の話をするのが得意な方じゃないんですけど、何か1個きっかけがあったらポロポロといっぱいしゃべるタイプなので。亀梨くんとの撮影でも、現場でのやり取りの中でどんどん「桜崎明人」になれていった感じがあります。

亀梨:相手をちゃんと見ながら会話することが大事で。これ以上踏み込まれたくないことには踏み込まない、聞かれたい人もいれば聞かれたくない人もいる。だから相手をよく観察して、それに合わせてアプローチを変える。それこそ、聞く側の経験値もあるし、立場もあると思うんですよね。僕が野球選手に話を聞きに行けるのは、子どもの頃からずっと野球に携わってきたという背景があるから。「亀梨和也だから聞けること」はもちろんあるけど、逆に「亀梨和也だから聞けないこと」「亀梨和也であっても聞かないこと」もある。それはインタビュアーとしても、現場での役づくりでも、根っこは同じだと思いますね。

――それって、ドラマの中で桜崎凖がチームの「人となり」を見極めながら改革を進めていくのと、すごく重なりますね。

亀梨:そう言われると確かに(笑)。今日は「ドリームズ」の僕らにアドバイスをもらいに来たの? だったら、ここから先は(編成本部長役の)長濱ねるちゃんに聞いてみたら?

木村:ねるさん、回収できるかな(笑)

――ぜひ本部長にも聞いてみたいです(笑)

“選手じゃない側”を描く新しい野球ドラマ

――では最後に、本作の見どころをお願いします。

木村:普段描かれない、選手じゃない"運営側"のストーリーが描かれていて、コメディタッチでありながら決めるところはしっかり決める、メリハリのある作品です。僕自身、野球の経験がないのですが、野球を知らない方でも楽しめますし、むしろ野球にもっと興味が湧く内容になっていると思うので、ぜひ観ていただきたいです。

亀梨:日本ならではの要素を意識しながら参加させてもらいましたが、日本のドラマにはあまりない展開の重なり方というのも、このドラマの面白みの一つだと思います。「なんでそうなるの!?」と思うところがあっても、それは一旦横に置いといて…(笑)。スピード感のある展開に身を委ねて楽しんでもらえたら。深く考えてもらえるシーンもありつつ、エンタメ要素もふんだんに詰まっているので、ぜひ作品に身を委ねてご覧ください。