日テレは、土曜22時台に新たな報道番組を立ち上げる。帯のストレートニュースを除く新たな報道番組としては、『真相報道バンキシャ!』以来24年ぶりとなるが、その狙いを大井部長は「プライム帯で報道番組がないのは日本テレビだけだった」とジャンルとしての必要性を説明。さらに、「今、テレビの信頼感が落ちていて、報道が信じてもらえない時代」において、「“信じざるを得ない”番組にしたい」と踏み込んだ。

“テレビ報道の信用をどう回復するか”という難題に、あえて正面から挑みにいく24年ぶりの新番組には、並々ならぬ覚悟が見える。

そしてこの土曜22時という時間は、TBSの『情報7daysニュースキャスター』が長年強い存在感を持ってきたゾーン。受けて立つTBSの寺田淳史コンテンツ戦略部企画プロデュース室長は「今まで通り、安住(紳一郎)キャスター中心に視聴者に選んでいただける番組をと思っています」と姿勢を語った。

ジャンル・組織の垣根を越えた番組が続々

フジテレビは昨年7月、バラエティ制作局を解体・再編するなど大幅な組織改編を実施し、従来のジャンルの垣根を越えたプロジェクトが複数始動。この4月には、前述の『FNS歌謡祭』と『めざましテレビ』のスタッフがタッグを組む音楽番組『STAR』に加え、情報×バラエティによる2時間生放送『超調査チューズデイ~気になる答え今夜出します~』(毎週火曜19:00~)がスタートする。

同局では、35歳以下のドラマ×情報×バラエティのクリエイターが参加するチームによる「WALTZ」が単発番組『だったらコレもエモくない?』も2月に放送。現在放送中のドラマ『東京P.D. 警視庁広報2係』も情報・バラエティを担当する「第3スタジオ」のプロデューサーが手がけており、赤池洋文編成管理部長は「今後もいろいろなところで、ゴールデンも含めてジャンルが融合していく形を考えております」と積極的に展開していく方針を示した。

テレビ東京でも、新バラエティ番組『世界の給与明細~日本と比べてどうなの?~』(毎週日曜19:50~)で、バラエティを制作する制作局と報道局がタッグを組み、工藤部長は「テレビ東京としては、なかなかない形です」と説明。報道局の海外支局の特派員が世界各国の人たちに給料についてインタビューを行うといい、福本俊二プロデューサーは「いろいろ幅を持って作れる番組になっています」と特色を述べている。