俳優の唐田えりかが、NHK BS/BSプレミアム4Kで放送中のBS時代劇『浮浪雲』(毎週日曜18:45~ 全8回)の第5回「先生、恋をする」(2月1日放送)にゲスト出演する。本作で時代劇に初挑戦した唐田にインタビューし、時代劇への思いや役作りなど話を聞いた。

  • 『浮浪雲』お久役の唐田えりか

    『浮浪雲』お久役の唐田えりか

『浮浪雲』の舞台は幕末の品川宿。女物の着物をまとい、髪をおでこの前で結んだ風変わりな主人公・浮浪雲(佐々木蔵之介)が、日々を気ままに生きながらも、誰よりも深く人を見つめ、いつの間にか人々の運命を優しく動かしていく物語だ。唐田が演じるお久は、浮浪雲の息子・新之助(川原瑛都)が通う青田塾の教師・青田師範(渡部豪太)が一目ぼれする茶屋の娘。字が書けないお久に、青田は字を教える口実で近づいていく。

唐田にとって時代劇出演は念願だったそうで、「初の時代劇だったので、緊張もありましたが、挑戦してみたいとずっと思っていたので、緊張と楽しみと半々で、ドキドキワクワクしている感じでした」とオファーを受けたときの心境を明かす。

時代劇への興味は家族の影響が大きかったという。

「母と祖母が時代劇がすごく好きで、小さい頃からNHKの大河ドラマや朝ドラがずっとついている家庭だったので、時代劇に出演したら家族が喜ぶだろうなと昔から漠然と思っていました。今回出演が決まり、家族に喜んでもらえるというのがうれしくて。すでに『予告見たよ』とチェックしてくれています」

また、『浮浪雲』の魅力について「佐々木蔵之介さんがすごく魅力的だなと思いましたし、さまざまな登場人物が出てきて、音楽もポップなので、現代っぽい時代劇というか、いろいろな楽しさが詰まっているなと感じました」と語る。

青田師範が一目ぼれするお久という重要な役どころには難しさを感じたという。

「台本を読んだときに、初めて会ったときの印象が美しい人でありたいと思ったので、一つ一つ目の前のことを丁寧に演じ、お久というキャラクターが魅力的に映るようにしたいと思いながら演じました」

艶やかな着物をまとい、初登場シーンでは青田師範が一瞬で恋に落ちてしまうような笑顔を見せる。

「変に意識しすぎると表情が硬くなってしまいそうだったので、自然に演じることを意識しましたが、監督が『ここはきれいに撮るんだ』みたいな話をスタッフさんに共有してくださっていたので、気合は入りました」

普段あまり着ることがないという着物姿での演技となったが、プロデューサーからも「とても似合っている」と太鼓判を押すほど着物姿がしっくりきており、唐田自身も全く違和感がなかったという。

「お芝居で着るのは初めてでしたが、意外と馴染んだなと。着させられている感覚になるのかなと思っていましたが、すっと着られてうれしかったです」

着物姿での所作については、撮影に向けて1カ月間特訓を行った。

「衣装合わせのときに、浴衣を着させていただいて、所作指導の先生に教えていただいたのですが、いつもの自分の歩幅や足の向きとけっこう違いがあって、普段からやってないとできないと思ったので、下駄をお借りして撮影までの1カ月ぐらい自分で練習しました」

最初は所作に苦戦するも、撮影時には自然に振る舞えるほどに習得できたという。

「最初の頃は歩いているとぴょんぴょん弾んでしまう感じがあって、そこが難しかったですが、下半身に重心を置いて歩く練習をして、本番では所作についてあまり考えることなくお芝居することができました」