フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)初の4時間特番『ザ・ノンフィクションの大みそか2025 放送30周年スペシャル』(31日13:50~ ※関東地区ほか)。この中で紹介されるの作品の一つが、家庭に居場所を失った少年少女たちと、彼らを支え続け“おじさん”と慕われていた僧侶・廣中邦充さんとの交流を追った「熱血和尚」シリーズだ。

この熱血和尚の寺で生活していた“卒業生”の一人として、お笑いコンビ・オダウエダの小田結希(30)がスタジオに登場。16歳の頃に夜遊び続きのヤンキー生活を送っていたが、廣中さんの元で更生した彼女が収録後に取材に応じ、芸人として活躍することができる感謝を語ってくれた――。

  • オダウエダの小田結希

    オダウエダの小田結希

「うわあ、こんな感じやったー」

かつて自身が生活していた場所を、ドキュメンタリー番組として見ると、「“うわあ、こんな感じやったー”って思い出しました。自分がご飯を食べてた場所が映ったり、元気な頃のおじさんのままやったので、懐かしいなという気持ちでした」という小田。

スタジオトークでは、思わず涙を流す場面もあり、「昔のことを思い出したのと、今、自分が元気でやっているのがすごくうれしかったんです。当時の自分が、こうやってテレビに出るようになるなんて、想像もしてなかったし、おじさんのおかげでまともな生活ができるようになったんで」と、自身を更生してくれた原点への感謝の思いが込み上げたそうだ。

寺に入る前は「目の前が真っ暗だった」と苦しい日々を過ごしていたが、「おじさんや、いろんな人に出会って、私だけじゃなく、母もすごく変わったんです」という。

  • スタジオで涙する小田

    スタジオで涙する小田

「誰かが幸せになる形があるなら、協力したい」

この生い立ちをメディアで話すようになったのは、2021年の『女芸人No.1決定戦 THE W』(日本テレビ)で優勝してから。“人を笑わせる”という芸人の仕事において、「最初はあんまりプライベートな部分は言いたくないなっていう気持ちもありました」という。

それでも、「自分がそうだったように、同じことで悩んでる人もいるんだろうなと思ったら、芸人って芸で笑わせるのは当たり前なんですけど、それ以外でも誰かが幸せになる形があるなら、そこに協力したいなっていう気持ちになりました」と、心境に変化が生まれた。

こうして公表してから『ザ・ノンフィクション』の放送があると、「他の芸人さんたちに“お前、あそこにおったん?”、“話聞かせてー”って言われることがめっちゃ増えたんです。そうやって、先輩や後輩と関わる機会を、また、お寺にもらってるなと思いました。だから自分の活動の幅が狭まることは一切なくて、逆に広がっていた感じです」といい、さらに感謝の思いが強くなったそうだ。