• 松井珠理奈

休養期間を経て、活動再開を決意した背景には、自分の経験が誰かの役に立つかもしれないという思いがあった。

「休養期間中、楽しいこともありましたが、つらいこともあり、これまでの活動の中でもそういうことがありました。このお仕事を通じて、明るい部分だけではなく、つらい経験も話すことで、誰かの心に届くことがあるのかもしれないと思ったら、表に出て活動する意味があるなと。例えば、私は親が離婚していることがずっとコンプレックスでしたが、そういうことも話すことで、同じように家族のことで悩んでいる人が『松井珠理奈も悩んでいるけど前を向いて活動しているんだ』と、少しでもいいので希望を持ってもらえたら。今までの経験はそのためにあったのかという風に感じています」

松井自身も、親のことで悩んだときに、同じような悩みを持つ人の言葉に救われたという。

「ネットで親に関する悩みを検索したら、同じような悩みを持っている人の書き込みがたくさんあって、それを見たときに、1人じゃないんだなと思って救われました。仲間ができたみたいな気持ちになって。それがすごく心の拠り所になったので、私もそういう人になれたらと思っています」

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歌とダンスは「一生続けたい」 芸能以外の仕事にも意欲

2024年に独立してからまもなく2年。改めて今後の抱負を尋ねると、「健康第一」とした上で、さまざまな活動に意欲を見せた。

「自分の経験を発信していくこともそうですが、歌とダンスが本当に好きなので、一生続けたいと思っています。地元の東海地方を盛り上げたいという気持ちもありますし、苦手だったバラエティもすごく楽しめているので、いろいろ出られたら。グループ時代は真面目なことしか言えませんでしたが、今は自然体で、自分がOKだったら何でも言えるので、全部の活動が楽しいです」

歌手活動に関しては、作詞もしているという。

「歌詞は何個か書いていてストックがあるんですけど、曲を作るところまではいけてないので、作曲も挑戦したいです。松井珠理奈をプロデュースしたいという方が現れてくれてもうれしいですし、歌えるなら何でもうれしいというくらい歌うことが好きです」

芸能以外の仕事にも興味があるそうで、「休養期間中によもぎ蒸しにハマったので、よもぎ蒸しサロンを作ってみるとか、サロンで働いてみるというのもすごく興味があります。今の仕事も好きなので、転職ではなく、副業でやってみたい」と述べ、「自分のペースを守りつつ、いろんなことに挑戦していけたら」と語っていた。

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■松井珠理奈
1997年3月8日、愛知県生まれ。2008年10月にSKE48の1期生として劇場デビュー。同年10月リリースのAKB48のシングル「大声ダイヤモンド」に最年少11歳228日で選抜入りし、Wセンターに抜擢。選抜回数はSKEで26回、AKBで42回。2012~2015年はAKB48チームKを兼任。AKB48選抜総選挙は第1回(2009年)から出場し、2018年には1位を獲得。2021年4月にグループを卒業。2024年に独立し、個人での芸能活動を開始。テレビ出演やイベント出演、SNSでの発信など、様々な活動を行っている。

stylist:野田陽子(ミタケイショウ) hair&make-up:萩村千紗子