• (C)フジテレビ

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仁美さんという大切な存在と思いを交わしていた坂田だが、一方でお酒が入ると豹変し、周囲に迷惑をかけてしまう。前編でも、ライブを開かせてくれるなど世話になったオーナーの店でケンカになったかと思えば、直後に大声で泣き始める情緒不安定ぶり。ケンカして立ち去ろうとする坂田に、さすがの蜂谷Dも「大丈夫なんですか!?」と感情が高ぶった場面があった。

それでも、坂田佳子という人間に対して、「ありのままで受け入れるし、隠そうとしないから、一緒にいたら笑えて、元気がもらえるんです。それに、何が起きるか分からないスリルがあります。想定外のことを起こす天才なので、本当にドキュメンタリーの面白さを体現してくれる人だと思います」と魅力を感じ、トラブルに巻き込まれそうになりながらも追い続けてきた。

また、この取材を通して、西成という街にも愛着が湧いたのだそう。「佳子さんといると、人との出会いが増えるのも面白いです。一つの“村”のように知り合いがたくさんいるのですが、訳ありの方が多いので、昨日いた人がいなくなったり、また新しい人が来たり、その回転が速いんです」といい、「西成が好きになったので、定期的に行きたいですね」と、今後も坂田を追っていくことに意欲を示した。

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厳しく接していた父親が「頑張ってんな」

前回の放送を見て、「私、ちゃんとせなあかんなあ」と反省していたという坂田。それでも結局、お酒を飲んでトラブルを起こしていることから、蜂谷Dは「今回こそは仁美さんのお話でもあるので、変化があるのでは…」と淡い期待を寄せながらも、「困ったところがあるのも含めて“坂田佳子”ですからね」と、人間性を受け止めている。

前回の放送は、坂田の父親も視聴。不良少女で警察沙汰のトラブルも起こしていた坂田に、厳しく接してきたという父親だが、『ザ・ノンフィクション』を見て、「お前、頑張ってんな。でも、体は大切にせなあかんぞ」と声をかけたのだという。

坂田はその言葉に大いに喜んだのだそう。坂田を“見せ物”にせず、彼女のもとにやってくる人たちの物語とともに歌声を聴かせる構成を意識している蜂谷Dは「他の番組に出ても、そういうことは一切言われなかったそうなので、佳子さんに“『ザ・ノンフィクション』のおかげや”と言われて、こちらもうれしかったです」とディレクター冥利につきる感想を受け、「今回もぜひ、お父さんに見てほしいですね」と願った。

  • 蜂谷時紀ディレクター

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