第46回「曽我祭の変」では、苦悩の末に自ら離れた蔦重のもとへ戻り、蔦重とのコンビを復活させた歌麿。蔦重を演じる横浜との共演シーンは「有意義で楽しい時間」だったと明かす。

「実際に会ってお芝居して、目を合わせて蔦重と並ぶと、歌麿も、その時々でいろいろな感情が出たり隠れたりする。実際に(横浜と)カメラの前でお芝居することは、すごく有意義で楽しい時間でもありましたね。すごくいい経験をさせてもらいました。(横浜は)ずっと『べらぼう』のことを考えていましたし、蔦重と周りのことをとても冷静に捉えていた。一緒にお芝居する時も、蔦重と歌麿にとって、どういう表現をしたら一番『べらぼう』という作品においてベストなのかを話し合いながらできました」

そんな歌麿と共に歩んだ蔦重の魅力について、染谷は「どこまで狙ってんだか狙ってないんだか天然な感じだけど、ちゃんと人情が残っていて、みんながついていってしまう。本当に魅力的な人だなと思います。みんなから愛される力があり、みんなを愛する力があるんだなと、人間としての器の大きさみたいなものを感じました」と語る。

演じる横浜にも、そんな蔦重と重なる部分を感じたという。

「流星くんは蔦重と同じように、豪華なキャストのみなさんを引っ張っていく力があって。みんなからも愛されていましたし、流星くんもみなさんのことを愛しているんだなってすごく伝わってきて、そこは重なりましたね」

いよいよ14日には最終回を迎える。「ラストも本当に『べらぼう』らしい終わり方をしています」と染谷。

「蔦重が、面白いもの、人々に影響を与えるものを世にぶつけていく姿勢と、この『べらぼう』という大河ドラマが面白いもの、人々の力になるものを世間にぶつけていくことが、自分としてはすごくリンクしていて。ちょっとメタファー的と言うか、この『べらぼう』も蔦重が作ったんじゃないか、と思っちゃうぐらい、ある種の“たわけ感”、面白みを最後まで見ていただいたら感じられるのではないかなと。ぜひ最終回楽しみにしていただけたらうれしいです」

■染谷将太
1992年9月3日生まれ、東京都出身。7歳で子役として活動を開始し、9歳のときに『STACY』(01)で映画初出演。2011年、映画『ヒミズ』(12)で主演を務め、「第68回ヴェネツィア国際映画祭」マルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞。その後も、数々の賞を受賞している。近年の主な出演作に映画『陰陽師0』(24)、『若き見知らぬ者たち』(24)、『聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメンVS悪魔軍団~』(24)、『爆弾』(25)、ドラマ『麒麟がくる』(20)、『ブラッシュアップライフ』(23)、『風間公親-教場0-』(23)、『CODE―願いの代償―』(23)、Netflix『サンクチュアリ -聖域-』(23)、『地面師たち』(24)、『イクサガミ』(25)など。脚本と演出を手掛けた特集オーディオドラマ『だまっていない』が12月29日にNHKラジオ第1で放送。

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