
巨人は14日に日本ハムを自由契約となった北浦竜次投手(25)の獲得を発表。併せてソフトバンクから戦力外となった坂東の育成契約も発表すると、同日に都内にある球団事務所で入団会見を行った。北浦の新たな背番号は「56」で、年俸は1300万円(金額は推定)。
北浦は2017年のドラフト5位で白鷗大学足利高から日本ハムに入団。ルーキーイヤーの18年に初ホールド、翌19年には初勝利を挙げたが、24年オフに育成契約で再出発となると、今季は支配下昇格を果たせぬままオフに自由契約。ここまで通算48試合に登板し、3勝3敗の防御率4・53となっている。
新天地で再起を図る左腕は「僕は真っすぐに自信があるので、ストレートを見ていただきたいです。一軍の戦力としてしっかりやっていきたい」と意気込み十分。前年の現役ドラフトで加入したドラフト同期・田中瑛はフル回転の活躍でチームに貢献したこともあり「環境が変われば結果が出るのかなって思ってますし、同級生なのでやっぱり負けてられないって気持ちになります」と奮起を誓った。
ドラフト同期入団に田中瑛のほか清宮もいる北浦は、頑強な下半身が特徴の投手だ。競輪選手顔負けのたくましい太ももから、新庄監督には「バイソン」との愛称も付けられた。野球選手としては最高の武器となるものの、ルーキーイヤーにはこんな悩みも打ち明けていた。
「太ももがデカすぎて、普通に売っているジーパンとかは履けないんです…。なので、普段から体格の大きい人向けの専門店に行って服を買ってます(笑い)」(北浦)
入団間もないころには先輩選手からのおさがりなどで高級ブランドの洋服を譲り受ける慣習もあるプロ野球界だが、当然北浦は「もらっても履けないので…」と、その恩恵は受けられなかったようだ。
デカすぎるがゆえに「トホホ」な思い出もある北浦だが、新たなチャンスをつかんだ新天地では、その頑強な下半身を強みに大躍進と行きたいところだ。
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