15日のBS朝日『自分流~“知”の探求者たち~』(毎週土曜23:00~23:30)では、トキを野生復帰させるために情熱を注ぎ続ける飼育員・伊藤豊洋氏に密着している。
同番組は、研究者、芸術家、アスリート、お笑い芸人など志を持って「自分流」の探求をする人々に密着するドキュメンタリー。
学名「ニッポニア・ニッポン」という特別天然記念物・トキ。かつては全国に生息した日本を象徴する鳥だったが、乱獲や森林破壊などにより明治時代以降、急速にその数を減らすことになった。
2003年には、最後の一羽が息絶え、日本産トキは絶滅。現在日本では、トキを佐渡島で復活させるプロジェクトが進んでいる。1999年に中国からもらったトキのつがいから生まれた子どもたちを元に、トキの繁殖を続けている。
全国に5か所ある飼育地のひとつ、島根県「出雲市トキ分散飼育センター」でトキを繁殖・飼育し野生復帰を支援しているのが、46歳の伊藤豊洋氏。これまで13年間で63羽を佐渡島へ送り出す成果を上げてきた。
元はプロサッカー選手を目指していた伊藤氏だが、大けがにより断念。そんな時、耳に入ったのが、野生のトキを復活させるプロジェクトの存在だった。壮大な計画にロマンを感じた伊藤氏は、24歳でこの世界に飛び込むと、トキの繁殖技術を確立したパイオニア・杉田平三氏・金子良則氏のもとで一から学んだ。
特に伊藤氏が力を入れたのが、個体ごとの習慣を観察しデータ化すること。毎日続けることで、しぐさや行動の小さな違和感を見逃さないようになり、繁殖・飼育しやすい環境を見つけ出すことにつながった。トキの命をつなぎ、野生復帰させるために情熱を注ぎ続ける男の奮闘の現場に半年間密着している。
