シニア向けに割安な料金プランを設けるフィットネスクラブや、自治体が主催する健康イベントなどが増えています。今回は、シニアの方々が気軽にスポーツを楽しめる施設のほか、無理なく運動習慣を身につけるコツをご紹介します。※画像:amanaimages

人生100年時代、健康で自分らしく生きるため、日々の運動習慣が欠かせません。最近では、シニア向けに割安な料金プランを設けているフィットネスクラブや、自治体が主催する生涯学習講座など、気軽に体を動かせる場が増えています。

今回は、シニアの方々が気軽にスポーツを楽しめる施設や講座のほか、無理なく運動習慣を身につけるコツをご紹介します。

◆お得に始める! シニア割を実施しているフィットネスクラブ

まずは、会費が割安になる「シニア割」のあるフィットネスクラブをご紹介します。充実した設備で、天候に左右されず快適に運動できるのが大きなメリットです。

◇コナミスポーツクラブ:60歳以上 平日昼間プラン

60歳以上の方は、平日昼間(オープン~17時)限定で通常よりもお得に利用できます。

全国の施設は、立地や設備(プログラム、駐車場など)などによって4つのカテゴリに分類されており、契約したカテゴリ内なら全国どこでも追加料金なしで利用できます。

月会費の目安(税込):

・週1(月4回まで):6930円~1万10円

・週2(月8回まで):8250円~1万3970円

・回数無制限:9460円~1万4520円

※カテゴリによって料金が異なります。

※入会時に登録料5500円+会員証発行手数料1100円が必要です。

さらに、自宅で運動できるオンラインフィットネスのマンスリーライトプランに申し込むと、追加料金なし(月会費0円)でライブレッスンを受けることもできます(10本まで同時予約可能)。

参照:フィットネス向け月会費プラン|コナミスポーツクラブ

このほか、店舗によって「シニアプラン」や「シニア割」を設けているフィットネスクラブもあります。

◇スポーツクラブ メガロス:シニア向けプラン

60/65歳以上を対象としたシニア向けのお得なプランがあり、店舗によって月会費8000~1万1000円(税込)程度で利用できます(対象外店舗あり)。

参照:スポーツクラブ メガロス(シニア向けプランの有無・詳細は各店舗ページをご確認ください)

◇フィットネスクラブ ティップネス:シニア割

営業時間にいつでも利用できる料金プラン「レギュラー」に、割引オプション「シニア割」を適用できます(対象外店舗あり)。シニア割は、65歳の誕生月以降、店舗によって880~1980円(税込)の割引となります。

参照:ティップネスの料金プラン

◆費用を抑えて気軽に! 地域で割安に運動する方法

フィットネスクラブよりもさらに費用を抑えたい方には、各自治体や地域センターが主催する「生涯学習講座」もおすすめです。費用がリーズナブルな上に、地域の人々との交流も楽しめ、運動初心者でも気軽に始められます。

◇自治体などが主催のヨガ・ピラティス・健康体操

東京都・台東区:

台東区の体育館やコミュニティセンターで、ヨガ・筋トレ・ピラティスなどの講座を開催。月4~8回ほど、月会費1000円から気軽に参加できます。

参照:台東区「生涯学習ガイド」

東京都・板橋区:

ヨガ、気功、太極拳などが、月2回・会費2000円から参加できます(入会費が必要な場合あり)。

参照:板橋区「生涯学習サークル(団体)紹介 ヨガ・気功・太極拳」

東京都・多摩市:

ゆったりヨガ、健康体操など9種類の講座が1回500円で受講可能。通年教室回数券を使えば、5000円で11回まで通えます。

参照:多摩市「市民活動・交流センター」

なお、お住まいの地域で検索するときは、ネット検索で「○○市 シニア カルチャースクール 健康教室」「○○市 ヨガ 講座」「○○市 健康体操 生涯学習」などのキーワードを組み合わせると見つけやすいです。

◇全国で実施されているウオーキング会など

歩くだけで筋力維持・血流改善・気分リフレッシュの一石三鳥! 全国各地でウオーキングイベントや定期会が開催されています。

大阪府・泉南市:

泉南市老人クラブ連合会では、健康ウオーキングのほか、グラウンド・ゴルフ大会など1年を通してさまざまなイベントが実施されています。対象はおおむね60歳以上で、かかる費用は老人クラブによって異なります。

参照:泉南市老人クラブ連合会

宮城県・仙台市:

仙台市老人クラブ連合会では、地域ごとのクラブが定期的にウオーキング会を開催。交流会もあり、楽しみながら運動できます。

参照:伊達なクラブ仙台

なお、お住まいの地域で探すときは、ネット検索で「○○市 ウオーキング」「○○市 健康ウオーキング シニア」などのキーワードを組み合わせると見つけやすいです。

◇全国で実施されているラジオ体操

ラジオ体操は、費用ゼロで続けられる、まさに最強の運動習慣。毎朝のラジオ体操を日課にするだけで、全身をバランスよく動かせ、心身ともにリフレッシュできます。近所の公園やコミュニティセンターなどで行われている「ラジオ体操会」を探してみましょう。

参照:全国のラジオ体操会 | NPO法人全国ラジオ体操連盟

◆シニア割・自治体の運動教室をはじめる費用シミュレーション

ここまで紹介したサービスを利用して運動をはじめる場合、どれくらい費用がかかるでしょうか。一例から見てみましょう。

設備を重視! スポーツクラブ中心のプラン:

コナミスポーツクラブ(週1プラン):月6930円

さらに自治体主催の教室(500円×月4回の場合):月2000円

→(月間)合計約9000円で、本格的な週2回の運動習慣

費用を重視! 自治体の運動教室中心のプラン:

自治体の教室(500円×月8回の場合):月4000円

さらにラジオ体操に毎日参加:無料

→(月間)合計4000円で、マイペースに週2回+毎日の運動習慣

ご自身にぴったりの運動習慣を見つけるのも楽しみの1つ。毎日決まった時間に外へ出ることで、規則正しい生活と、地域とのつながりも自然と生まれるでしょう。

◆生活での上手な取り入れ方

私の周囲でも、スポーツクラブを活用しているシニアは多く、「毎日通って気分がいい」「週1~2回でも十分リフレッシュできる」といった声をよく聞きます。運動を長く続けるには、ムリをしない・通いやすい場所を選ぶ・自分に合った環境で続けることが大切です。

スポーツクラブのメリットは、トレーナーのサポートが受けられること、天候に左右されず快適に運動できること。「正しいフォームで筋トレをしたい」「計画的に体力をつけたい」という人に向いています。

一方、自治体主催の教室のメリットは、参加費が安く、多くの仲間と続けられること。「まずは気軽に体を動かしたい」「地域の人と交流したい」という方におすすめです。

どちらも、頑張り過ぎないことが長続きの秘訣(ひけつ)。まずは週に1~2回から、自分に合ったペースで“ゆる筋トレライフ”を始めてみましょう。

文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー)

会計事務所、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として勤務後、FPとして独立。人と比較しない自分に合ったお金との付き合い方を発信。3匹の保護猫と暮らす。All About おひとりさまのお金・ペットのお金ガイド。

文=舟本 美子(ファイナンシャルプランナー)