マイボイスコムは10月28日、外食に関する調査結果を発表した。調査は2025年9月1日~9月7日、11,436名を対象にインターネットで行われた。

外食の頻度、コロナ禍前を下回る

直近1年間において、昼食時に外食した人は8割強、夕食時に外食した人は8割弱だった。いずれの割合もコロナ禍後に増加したが、依然としてコロナ禍前の2018年を下回っている。

  • ふだん、どのくらいの頻度で外食しますか?

    ふだん、どのくらいの頻度で外食しますか?

昼食の支出額、1,000円以上の比率が増加

直近1年間において、昼食時に外食した人・夕食時に外食した人に、1人1回当たりの支出額を聞いた。

昼食時は「800~1,000円未満」、夕食時は「2,000~3,000円未満」がボリュームゾーンだった。過去調査と比べて昼食・夕食ともに支出額の増加が見られるが、昼食は2021年調査以降1,000円以上の比率が大きく増加している。

  • 昼食時に外食した時、1人1回当たりの支出額はどのくらいですか?

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  • 夕食時に外食した時、1人1回当たりの支出額はどのくらいですか?

    夕食時に外食した時、1人1回当たりの支出額はどのくらいですか?

外食する場面は?

外食する場面は(複数回答)、"昼食時"に外食する人では「平日の昼」が45.6%、「休日の昼」「外出のついで」が各4割弱だった。「外出のついで」「友人・知人と会う」は、女性で比率が高くなっている。「休日の昼」「遊びに行く・レジャー」は女性30~40代、「友人・知人と会う」は女性高年代層、「平日の昼」は高年代層で高い傾向がみられた。

"夕食時"に外食する人では「休日の夜」が44.1%、「平日の夜」「外出のついで」が各3割強だった。「休日の夜」は男性30~50代や女性10~50代で高い一方、60~70代で低くなっている。「記念日・イベント、お祝いごとなど」は女性、「友人・知人と会う」は女性10・20代で高くなっている。「一人のとき」は、男性若年層ほど高い傾向がみられた。

外食するお店を選ぶ時の重視点

外食するお店を選ぶ時の重視点は(複数回答)、昼食時・夕食時ともに「料理の味」「価格」が上位2位となっている。「店へのアクセス」「メニューの内容」が続く。

また、外食時に利用してよかったと感じるお店についても尋ねたところ、以下の回答が寄せられた。

  • 「メニューが豊富で、かつあまり時間がかからず料理が出てくるお店です。ラーメンなどの店はあまり時間がかからずに料理が出てくるのでよく行っています」(男性23歳)
  • 「1人で利用する時は手っ取り早く済ませられること、他の人と一緒に利用する時は、同伴者が満足してくれること」(男性38歳)
  • 「夕食時の外食で言えば、お酒に合う料理や旬やおすすめを積極的に紹介してくれるなど、コミュニケーションが楽しいお店が好きです」(男性37歳)
  • 「周りの席との距離感がちょうどよく、店内に人が多くても、身内の会話がスムーズにできる。季節の物に関するメニューを出してくれる」(男性45歳)
  • 「子供に対して嫌な顔せずに優しく対応してもらえたときに、子連れでも安心して行けるなと思います」(女性41歳)
  • 「夏は回転ずしが利用しやすい。おいしいしエアコンが聞いていいて涼める」(女性71歳)