クルマの祭典「ジャパンモビリティショー2025」(JMS2025)がいよいよ開幕した。トミカファンの皆さんも、この日を待ち望んでいたことだろう。今回は自称「トミカマニア」の筆者がJMS2025の報道陣向け公開日に潜入! トミカブースの「攻略法」を実地で考えてみたので、ご参考にしていただければ幸いだ。

  • ジャパンモビリティショー2025「トミカブース」

    「ジャパンモビリティショー」(以前の名称は東京モーターショー)ではおなじみとなっているトミカブース。限定トミカが大人気だ

買えるトミカは19種類! 人気が出そうなのは?

JMSをはじめとするクルマ関連の展示会でトミカは常連だ。「限定トミカ」を求める人たちの長い列はおなじみの光景となっている。JMS2025の一般公開は10月31日(金)から。会期は11月9日(日)までだ。

今回のJMS2025では「開催記念トミカ」12種類、「イベントオリジナルトミカ」4種類、「イベントオリジナルトミカプレミアム」2種類を会場限定で販売する。そのほか、一般販売にさきがけて「ドリームトミカ」と「トミカ ガレージ」も先行販売中だ。

  • ジャパンモビリティショー2025「トミカブース」

    JMS2025で買えるトミカは全19種類(とガレージ1種類)。注文シートに個数を書いてカウンターに出せばその場で手に入る。1種類につき1人3台まで購入可能だ

トミカの担当者に「最も人気が出そうなアイテムは?」と聞いてみると、「今回の目玉は、『ネッツ兵庫 BS GR86 トヨタ GR86』だと思います」との返答が。筆者も同意見だ。会場には実際に「GR86/BRZ カップ」で活躍しているレーシングカーが展示されており、トミカもそのディテールを忠実に再現している。ぜひ会場で実車とトミカを比較してみてほしい。再現性の高さに驚くはずだ。

  • ジャパンモビリティショー2025「トミカブース」

    「GR86/BRZ カップ」で活躍しているレーシングカーの展示。トミカと比較してみるのも一興だ

  • ジャパンモビリティショー2025「トミカブース」

    限定トミカ「ネッツ兵庫 BS GR86 トヨタ GR86」を詳しく。ディテールを見ていけば見ていくほど、かなり忠実な再現であることがわかってくる

  • ジャパンモビリティショー2025「トミカブース」

    細かい部分まで手を抜かないのがトミカの流儀。特に近年のトミカのクオリティには驚くしかない

  • ジャパンモビリティショー2025「トミカブース」

    このクオリティで990円はかなりお得かも!?

個人的には開催記念トミカ「No.5 いすゞ エルフ」や「No.8 三菱ふそう エアロクィーン」あたりをオススメしたい。なぜなら、ジャパンモビリティショーのロゴが大きくはっきり見えるからだ。遠くから見てもジャパンモビリティショー限定のトミカであることが一目瞭然。デスクに飾ってもいいし、お土産にしても喜んでもらえること請け合いだ。

  • ジャパンモビリティショー2025「トミカブース」

    個人的に一番しっくりきたのが「いすゞ エルフ」。実際に街を走っていても不思議はないほどの完成度である

とはいえ、ジャパンモビリティショーで買えるトミカは数が多くて目移りする。もし、どれを買えばいいか迷ってしまったら、最も好きな車種を買うことに尽きるというのが基本ではあるものの、もしここで指南するのであれば、一番人気になるであろう「ネッツ兵庫 BS GR86 トヨタ GR86」か、あるいは開催記念トミカ12台がセットになった「開催記念トミカ 12台セット」をオススメしたい。

自動車メーカー5社とコラボ! 実車とトミカを比べてみよう

トミカブースに行ったら、「トミカ55周年自動車メーカーコラボプロジェクト」という目玉企画をぜひともチェックしてみてほしい。トヨタ自動車、日産自動車、ホンダ、三菱自動車工業、スズキの自動車メーカー5社が、それぞれ「スープラ GT4 EVO」「フェアレディZ」「シビック タイプR」「デリカミニ」「ジムニー」を特別にデザインし、実車とトミカ、そしてデザインを担当した各デザイナーを展示・紹介しているコーナーだ。

  • ジャパンモビリティショー2025「トミカブース」

    限定トミカを確保できたら「トミカ55周年自動車メーカーコラボプロジェクト」をじっくりと鑑賞してみよう

  • ジャパンモビリティショー2025「トミカブース」

    三菱自動車「デリカミニ」がまるで別のクルマのように変貌を遂げている。手掛けたのは三菱自動車のデザイナーだ。「TOMICA」ロゴをスポンサー風に散りばめ、ラリー車のようにコンペティショナルな雰囲気にまとめたという

  • ジャパンモビリティショー2025「トミカブース」

    この「デリカミニ」は今月から販売を開始している

このコラボトミカはジャパンモビリティショーの会場では購入できないが、オンラインサイトや量販店などでは各990円で購入可能だ。気になるモデルはオンラインサイトでチェックしてほしい。

また、1970年に6車種同時発売となった初代トミカから最新のトミカまでを年表形式で展示している「トミカ ヒストリー」コーナーは見応え満点だ。筆者が幼少期に買ってもらったトミカを見つけたときには、懐かしさが込み上げてくると同時に、しばらく見入ってしまった。

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    1970年の初代トミカ登場から現在までを年表形式で振り返ることができる。見ていて飽きない展示だ

  • ジャパンモビリティショー2025「トミカブース」

    初代トミカは6車種同時で発売された

  • ジャパンモビリティショー2025「トミカブース」

    トミカ登場初期のブルーバード SSSクーペ(左)やクラウン スーパーデラックス(右)なども間近で鑑賞できる

  • ジャパンモビリティショー2025「トミカブース」

    個人的に思い入れのある働くクルマ2台を発見! 家畜運搬車に付属する豚をすぐになくしてしまったという思い出を持つ人は、筆者以外にもけっこういるのでは?

トミカブースで限定トミカを買ったり、懐かしいトミカに見入ったりしていると、あっという間に時間が過ぎてしまう。JMS2025は見どころ満載のイベントなので、トミカブースを訪れるなら計画的に、という点を攻略法の最後に付け加えておきたい。

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    実物の限定トミカがショーケース内に展示されているので、購入時の参考にしよう

  • ジャパンモビリティショー2025「トミカブース」

    限定トミカ購入時に気になったので念のため。催事場でQRコード決済が使えるのはうれしい

  • ジャパンモビリティショー2025「トミカブース」

    トミカとプラレールが融合したトミプラワールドも見どころ。大人でもワクワクすること間違いなしだ