――お互い、役柄とピッタリだと感じるところはありますか?

藤林:やっぱり見た目ですね。すごく目が大きくて、なかなかこんなにパッチリした目の人はいないじゃないですか。あと、表情が豊かなところ。アイドルとしてキラキラしている面があったり、普通の人ではできない経験をいろいろとしているのかな。りょうくんがこれまで生きてきた中で吸収してきた、いろんな表情が見られる作品になっていると思います。千明はピュアな男の子なので、りょうくんの素直なところが自然体で出ていると思います。それにリアクションが大きくて、すごくよく笑ってくれるので現場の雰囲気を明るくしてくれていました。

長野:たしかに、千明のピュアなところを大切に演じていましたね。アイと江永からもらった言葉に対して、千明としてどれだけ純度が高く返せるかを特に気をつけていました。やすくんが、江永とアイにピッタリだと感じたのは、ビジュアルが漫画から出てきたのかと思うくらいそのままなところです。あと、普段はすごく明るくてフランクなんですけど、ちょっとした時に気遣ってくれたりする人としての懐の広さを感じます。それが、アイが千明を振り回しながらも、純粋に想っているという人間としての奥深さに通じるところがあると思いました。

――撮影中、ドキッとしたシーンはありましたか?

長野:千明がアイにタバコを吸わせてもらうシーンは緊張しました(笑)。撮影の時は、原作者の沖田先生も見に来てくださっていたので。

藤林:沖田先生が、タバコのシーンが原作でもすごく好きな場面だとおっしゃっていたので、「これで合ってるのかな?」と、カットがかかった瞬間に先生の方を見てしまいました。そうしたら、すごく喜んで笑顔で見守ってくださっていたので安心しましたね。そういう思い出がある意味でも、好きなシーンです。

不器用でも果敢に挑んだ服飾専門学生役

――役作りで苦労したことはありましたか?

藤林:アイはすごく色気があるのですが、僕自身は色気があまりないタイプなので…。アイドルの方が歌っている時に目線で色気を表現していたりするので、個人的にセクシーだなと思うアイドルや俳優さんの作品を見て勉強しました。やっぱり色気がある俳優さんやアイドルは目線が大事なんだと思います。

長野:服飾専門学校の生徒役なのに、僕自身はすごく不器用で(笑)。だから服飾のプロの方に、「こういう時はどんな動きをするんですか?」とたくさん質問して、教えていただきながらやっていました。あと、台本が原作にすごく忠実に作られているので、原作本を持ち歩いて何度も読み返しました。千明が萌え袖をしているところとか、原作ファンの方に喜んでもらえるようなポイントを押さえることを意識しました。

――藤林さんは、江永と、アイという2つの人格をどう演じ分けていたのでしょうか。

藤林:ヘアメイクや衣装で別人に見せられるように、スタッフの方が力を入れてくださっていました。江永とアイはしゃべり方や千明の呼び方も違うので、全く違う2つの役を演じるつもりで臨みました。特に歩き方が全然違うことを意識しました。千明がアイに惚れたのは、モデルとしてランウェイをウォーキングしていたところなので、芯を持って魅力を感じてもらえるように歩いていました。逆に江永の時は芯がなくて、ちょっと不自然な歩き方になるよう意識していました。

長野:僕も、江永とアイは別人だと思って接していました。「同じ人なのかな?」という疑問を1回も感じたことがないくらい自然に演じられていたので、2人お相手がいるような気持ちでした。本当にすごいし、尊敬しています。

――最後に、この作品の見どころを教えてください。

長野:BLというテーマだけではなく、いろいろな角度の魅力が詰まっています。ファッションや、千明と江永・アイの三角関係など、ストーリー自体が面白いので、BL初心者の方にも楽しんでもらえる作品だと思います。

藤林:ファッションやパンクなど、一味違うエッセンスが入っているので、他にはない魅力が際立った作品になっていると思います。服飾の専門学校が舞台で、二面性のある人物が登場したりと非日常的なお話ではあるのですが、その中に共感できる人間臭さを感じるシーンもあるんです。例えば、江永(アイ)が二面性を持つ理由だったり、完璧に見える人でもそうではないところがあったり。ワクワクした気分で見られるドラマであると同時に、「こういう気持ちわかるな」とか、「そういう悩みもあるんだな」と身近に感じられる、人間らしさに寄り添った作品でもあると思います。

『PUNKS△TRIANGLE<パンクス・トライアングル>』
フジテレビで10月9日(木)25時40分から放送開始、FODで独占先行配信開始
以降、毎週木曜日25時15分~25時45分放送・関東ローカル
TVer・FODで無料見逃し配信あり
※放送予定は予告なく変更の可能性あり
(C)沖田有帆/ホーム社・NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン

【長野凌大】
ヘアメイク:カスヤユウスケ(ADDICT_CASE)
スタイリスト:丸尾里奈

<衣装>
デニムジャケット:マインドシーカー(ジョワイユ)
パンツ、オーバーコート:大丸製作所3 その他スタイリスト私物

【藤林泰也】
ヘアメイク:泉脇崇(Lomalia)
スタイリスト:小田優士

<衣装>
Karaln、SHINGO KUZUNO(Sian PR)