滋賀県のほぼ中央に位置する近江八幡市(おうみはちまんし)は、古くから陸上と湖上の交通の要衝という地の利を得て、中世以降に多くの城が築かれたまち。織田信長公が築いた天下の名城「安土城跡」など国の史跡が点在しています。
日本の原風景のヨシ原が広がる西の湖(にしのこ)の水郷地帯と、八幡商人の活躍を今に伝える八幡堀や商家の町並み、また、ヴォーリズ建築や豊臣秀次公が築いた八幡山城跡など、豊かな自然と歴史文化遺産に恵まれています。
今回紹介するのは、近江八幡市から琵琶湖の沖合約1.5kmに浮かぶ「沖島(おきしま)」。湖沼の島に人が住む珍しい島で、学術的にも注目されているのだそう。
本稿では、マイナビふるさと納税担当者が、気になった観光スポットとふるさと納税返礼品を紹介していきます。
今回は、近江八幡市の観光スポット「沖島」の詳細と、人気の返礼品について調べてみました!
体験ツアーも実施! 「沖島」について
沖島
・アクセス:来島には「おきしま通船」利用。乗船場所は堀切港。
【電車】JRびわこ線近江八幡駅で下車、北口からバス利用。
【バス】近江八幡駅北口から「あかこんバス」か「近江バス」で、堀切港下車。
【車】堀切港の近くに来島者用専用駐車場あり。
※公共交通機関の最新の運行情報・運休情報につきましては、各社のホームページ等をご確認ください。
琵琶湖最大の島「沖島」は、約250人の人が住む有人島です。近江八幡市内への交通手段はもちろん船で、通学、通勤用に定期便も運行されているのだとか。
かつて織田信長に専用漁場を特権的に認められた歴史を持つ「沖島」。島で暮らすほとんどの人が漁業を営み、琵琶湖から恩恵を得ています。
また、島内には浄土真宗中興の祖・蓮如上人(れんにょしょうにん)が訪れたという縁のある寺院があるほか、湖越しに長命寺山、鈴鹿山系を眺め、西方に比良山系を見渡すことができ、美しい自然をゆったりと満喫することができます。
2025年8月20日には「親子であそんで学ぼう! 沖島わくわく発見ツアー」と題した、沖島での生活体験や魅力体験ツアーを実施。
参加者は、沖島資料館を見学したり、沖島小学校を探検したりと沖島での生活を学び、また、琵琶湖に生息するハゼ科のヨシノボリなどの小型魚「ごり」の漁見学やごりの佃煮調理体験を楽しみました。
「沖島の魅力を知ってもらうため、たくさんのツアーを企画しています」と、担当者は語っていました。
自治体からのメッセージ
世界でも珍しい湖上の有人島である沖島。どこか懐かしい、昭和レトロな雰囲気を島のいたるところに残しており、ゆったりとした空気が流れています。島の街並みを見渡せる奥津嶋(おきつしま)神社や、道での猫たちとの出会いなど、のんびりと散策をお楽しみください。
近江八幡市のふるさと納税返礼品について
国産うなぎでつくる蒲焼、1,000年以上の歴史を誇る滋賀県の郷土食「鮒寿司(ふなずし)」を紹介します。どちらも近江八幡市の中で人気を誇る返礼品なのだそう。
うなぎ蒲焼2尾セット
・提供事業者:株式会社奥村佃煮
・内容量:2尾
・寄附金額:2万6,000円
香ばしくふっくらと焼き上げた国産うなぎに、特製の甘辛いタレをたっぷり絡めた「うなぎ蒲焼」です。ご飯との相性も抜群! うざく・うまきなど、他の料理にも使えるようタレはあっさりとベタつかないように仕上げられているとのこと。
琵琶湖産天然ニゴロブナ 鮒寿し(子持)1尾
・提供事業者:株式会社奥村佃煮
・内容量:鮒寿し(子持)1尾/約340g~360g(飯含む)
・寄附金額:2万2,000円
日本のすしのルーツとも言われ、無形民俗文化財にも指定されている「鮒寿司」です。鮒を塩とごはんでじっくりと発酵させた、独特の風味と酸味が魅力のまちのソウルフード。日本酒やご飯のお供におすすめなのだとか!
今回は滋賀県近江八幡市の観光スポット「沖島」と、人気の返礼品を紹介しました。世界的にも珍しい、淡水湖に浮かぶ有人島です。元々は琵琶湖の航行の安全を守る神の島として崇拝される無人島で、伝承によれば、保元・平治の乱に敗れた清和源氏の流れを汲む武者が島を開拓し、定住したのが島の始まりと伝えられているのだそう。昔ながらの生活の知恵や豊かな自然を楽しめるツアーなども開催されているとのことです。気になった人は、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。
ライター:マイナビふるさと納税担当者



