「ロールス・ロイス・モーター・カーズ大阪」が移転オープン|世界10台限定のファントム・シンティラの展示も

2025年10月3日、ロールス・ロイス・モーター・カーズの正規販売代理店であるコーンズ・モータースによる最新デザインのショールームが大阪市中央区に移転オープンした。

【画像】ブランドの最新ビジュアル・アイデンティティを取り入れて新たに生まれ変わったロールス・ロイス・モーター・カーズ大阪(写真15点)

コーンズ・モータースは1964年に日本でのロールス・ロイスの輸入販売をスタート。1966年には大阪での販売を開始した。以来、コーンズ・モータースとロールス・ロイスとの緊密な関係は60年以上続いているのだ。

ブランドの最新ビジュアル・アイデンティティを取り入れて新たに生まれ変わったロールス・ロイス・モーター・カーズ大阪は、経済と文化の中心地である大阪の中でも、近年大きな進化を遂げ注目を集める淀屋橋エリアに位置する。

ロールス・ロイスの世界への誘いは、ドアを開ける前から始まっている。ロールス・ロイスを象徴するパンテオン・グリルをモチーフにデザインされたドアの上部には、ロールス・ロイス車に輝くマスコット、スピリット・オブ・エクスタシーが飾られている。そのドアを抜けると、目の前には広々とした空間が広がる。常時4台が展示される広い面積、そして高い天井が開放的な雰囲気を醸し出す。明るく広く開放的な1階部分では、初めてロールス・ロイスを体験する人でも車両をじっくり見て、触れて、その世界観を味わうことができる。

オープンな雰囲気の1階から2階部分に進むと、さらなる特別な空間が広がっている。こちらは少しクローズな空間であり、1階から2階への空間移動自体が、ロールス・ロイスの顧客体験ストーリーを体現しているといえる。2階の空間の核となるのはビスポークのためのスペース「アトリエ」。色鮮やかなエクステリアのカラーパレットをはじめ、ウッドパネル、上質なレザー、刺繍糸、ラムウールやテキスタイルなど、様々なマテリアルが美しくディスプレイされている。ここはロールス・ロイスが追求する多彩なカスタマイズの可能性を表し、訪れる顧客自らの感性でロールス・ロイスを自由に表現するためのインスピレーションの源が詰まった場なのである。

また、「キャビネット・オブ・キュリオシティ」と名付けられたラウンジスペースには、ビスポーク・コミッションの過程でのアイディアやクリエイティビティを刺激し、個性を引き出すような魅力的なオブジェやアート作品が折衷的に展示されている。

心地よく隠れ家的な雰囲気をもつ「スピークイージー・バー」も見逃せない。落ち着いた照明に包まれた空間で、顧客同士が自然に交流を楽しめる場として利用することができるという。

ファントム・シンティラも展示

ショールームのオープンに合わせて、昨年グッドウッドで発表されたプライベート・コレクション「ファントム・シンティラ」が、日本で初公開された。世界に10台しか存在しない精巧なこのビスポーク製品は、ロールス・ロイスの永遠のミューズであるスピリット・オブ・エクスタシーの優雅さ、躍動感、幻想的な美しさを表現したものだ。

スピリット・オブ・エクスタシーには、ギリシャの大理石彫刻「サモトラケのニケ」にインスピレーションを得て、精巧なセラミック仕上げが施されている。

エクステリアはビスポークのツートーン仕上げで、ボディ上部はアンダルシアン・ホワイト、下部は「サモトラケのニケ」の由来となったサモトラケ島を囲む海の色から着想を得たトラキアン・ブルーという配色だ。

インテリアは、スピリット・オブ・エクスタシーの表情豊かで躍動感のある姿にインスピレーションを得た、さまざまなデザイン要素、質感、連続的なグラフィックで彩られている。光沢のあるツイル生地仕立ての優雅なビスポークの刺繍、スピリット・オブ・エクスタシーのエレガントな躍動感を捉えた精緻なギャラリーのアートワークやスターライト・ヘッドライナーがそのデザインの本質を表現する。

ロールス・ロイスの卓越したクラフツマンシップ、革新的なスピリット、そしてビスポークの無限の可能性を体現したこのショールームでは、ビスポークの真髄を追求し、パーソナライズされた究極のラグジュアリー体験を提供してくれることだろう。

ロールス・ロイス・モーター・カーズ大阪

所在地:大阪府大阪市中央区道修町4-1-1

営業時間:10:00~18:00

定休日:水曜日

TEL:06-6476-8164