【逗子観光スポットレポ】六浦駅～神武寺駅ひと駅散歩 - 山上からの…

今回は京急逗子線にある六浦駅～神武寺駅のコースを歩いてみました。ちょうど横浜市と逗子市の境に当たる区間で、小高い山々に阻まれています。

そのため途中アップダウンのあるハイキングコースを挟み、ところどころ垣間見える山上からの景色と鷹取山や神武寺の史跡をいっぺんに楽しめると思います！

六浦（むつうら）の由来

六浦駅は横浜市金沢区内にある駅で、古くから天然の良港として栄え、鎌倉幕府の外港となっていた地でもあります。古い書物には「鮎浦」(布久良)という地名が記載されており、これが六浦のもとになったのではないかという一説があるのだとか。

ちなみに鮎は「鮐」の誤字、「鮐」は「河豚」のことを指す漢字だそうで、口が小さく腹が大きい形が埋立て前の近隣の平潟湾にそっくりなことからこう呼ばれるようになったと思われるとのことです。それから何度か転化を繰り返し、明治に入ってから六浦（むつうら）の地名が行政機関で定着となりました。

出典：

釜利谷の戦国武将・伊丹氏の歴史＜その2　釜利谷・六浦＞　 | 金澤伊丹氏歴史郷土財団金沢区の地名と由来　横浜市金沢区

エステシティ展望台

六浦駅東口から坂の上をあがっていくと、湘南六浦エステシティというマンション群の一角に遠くまで一望できるビュースポットがあります！

近隣では夜景がキレイと評判のスポットですが、昼間でも晴れていれば八景島シーパラダイス、また山を挟んでベイブリッジやランドマークタワーの片隅まで見渡すことができます。

住所　横浜市金沢区六浦南4丁目20-1アクセス　京急六浦駅から徒歩15分営業時間　終日開放

ハイキングコース入口

横浜市立六浦南小学校東側横の階段、ここがハイキングコースのスタートです。横浜横須賀道路に沿って、まずは鷹取山を目指しましょう！

鷹取山～神武寺ハイキングコース

鷹取山からも広く東京湾側を一望でき、澄み渡る日は房総半島の山々も遠くに眺めることができそうです！

ここ鷹取の名はかつて室町時代後期に太田道灌が鷹狩りをした故事があることが由来だそう。太田道灌とは上杉家に仕え、関東一円を勢力に置き、江戸城築城に寄与したとされる戦国武将の1人。明治から昭和にかけては石切り場として発展し、現在も残っている断崖絶壁はロッククライマーに愛されてる地でもあります。出典：太田道灌　公式サイト

ここで一息つき、そのまま逗子市側山中にある神武寺を目指しましょう。神武寺駅からはちょっと距離がありますが、古くから山岳信仰の霊場で何とあの行基が開いたお寺と言われているそうです。なんじゃもんじゃの木といった珍しい木も目にすることができます。

神武寺・鷹取山ハイキングコース：【逗子観光スポットレポ】神武寺・鷹取山ハイキングコース-見どころ満載の絶景ハイキング

神武寺駅

そして表参道から降りて、池子住宅地内を通り抜けると駅前信号のところにちょこんと立って、行き交う方々を見守っているお地蔵さんの姿が見えます。

いつものお礼とこれからのお願いをかねて、きちんと手を合わせている方をときどき見かけます。お地蔵さんは「地蔵菩薩」が正式名称であり、なんと古代インド発祥なんだとか！

今回のゴール地点、京急神武寺駅前はこんな感じです。また駅前すぐのところにはスウェーデンに焦点を当てた「リッラ・カッテン」というカフェがあります。

普段お目にかからない北欧菓子や陶器、雑貨など小さいお店ながら充実しています！ちょっとひと息していきたい方はぜひ店内で可愛らしい雑貨に囲まれながらお過ごしください。もちろんテイクアウトも可能です。スウェーデンカフェ：【逗子グルメレポ】リッラ・カッテン-美味しいと可愛いに心躍るスウェーデン洋菓子と雑貨のお店