• 中村蒼

――今34歳でいらっしゃいますが、この先の俳優人生はどのように思い描いていますか?

なかなか何年か先のことを想像しづらい仕事なので、どうなっているんだろうなという感じです。でも、(『沈黙の艦隊』の主演)大沢たかおさんなど、自分より長くこの業界にいて、第一線で活躍されている人の姿を間近で見るとすごく刺激を受けますし、自分もそうなれたらいいなと。役者としてもそうですが、人間としても、そういう風になれたらいいなと感じるので、これからも一つ一つ大切に向き合っていくしかないなと思います。

――大沢さんとの共演がすごく大きな経験になったようですね。

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大沢さんは役者以外のことに関しても知識が豊富で、人間としてとても豊かな人なので、自分もそうでありたいなと思います。

――お父様が心配されるくらい人前が苦手だったということですが、長く芸能界で活動されてきて、ご自身の変化や成長をどのように感じていますか?

この世界に入る前の自分と地続きで、大きく変わったなという感じはないですが、気づいたら舞台挨拶など人前で話せるようになっていて、昔の自分が見たらびっくりするだろうなと。不思議な感じがします。

――俳優として、人として、大切にしていることがありましたら教えてください。

この業界に入る時に、まず人としてちゃんとしていないといけないということを、両親からすごく言われたことは覚えています。俳優である前に社会人であるということをしっかり意識しないといけないと言われ、そういうことは意識しているのかなと思います。

――最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。

いつもありがとうございます。『沈黙の艦隊』で僕が演じた山中栄治は、また新たな一面というか、これまで見せてこなかったような表情などが出ているので、ぜひ劇場に足を運んで見てもらいたいなと思います。そして、応援していて恥ずかしくない存在でありたいと思っているので、これからも頑張ります。

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■中村蒼
1991年3月4日生まれ、福岡県出身。2006年、舞台『田園に死す』で俳優デビュー。近年の主な出演作は、ドラマ『エール』(20)、『らんまん』(23)、『大奥』(23)、『ギークス~警察署の変人たち~』(24)、『宙わたる教室』(24)、『東京サラダボウル』(25)、映画『沈黙の艦隊』(23)、『アイミタガイ』(24)、『室町無頼』(25)、『早乙女カナコの場合は』(25)、『宝島』(25)など。現在、NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』に出演中。10月10日スタートのTBS系金曜ドラマ『フェイクマミー』への出演も決定している。