askenは9月11日、「現代女性の体型認識とやせ願望に関する意識調査」の結果を発表した。調査は2025年8月18日~8月21日、食事管理アプリ「あすけん」の女性ユーザー12,882名を対象に、インターネットおよび、あすけんの登録データを用いて行われた。

「標準」BMIであっても7割以上が「太っている」と認識

現在の体型について、どのように感じているかという問いに対し、29歳以下および30歳〜39歳でBMIが標準範囲(18.5以上25未満)のグループでは、7割以上が「とても太っている」「やや太っている」と回答した。

  • ご自身の体型について、どのように感じていますか?

    ご自身の体型について、どのように感じていますか?

理想とする体型は今よりどうなりたいかという問いに対し、BMIが標準範囲(18.5以上25未満)で29歳以下および30歳〜39歳のグループの9割以上が「少し痩せたい」「かなり痩せたい」と回答した。またBMIが「やせ」(18.5未満)の29歳以下のグループでも半数以上が「少し痩せたい」「かなり痩せたい」と回答している。

  • 理想とする体型は、今よりどのようになりたいですか?

    理想とする体型は、今よりどのようになりたいですか?

若年層ほど「他者からの評価」を強く意識

「理想とする体型(上記)を選んだ理由」については、全ての年齢グループで「見た目を良くしたい」「着たい服を楽しみたい」「自信を持ちたい」という回答が上位にのぼった。29歳以下では約4割が「周囲からの印象が気になる」と回答し、若年層では他者からの評価を強く意識する傾向が見られた。一方、年齢を重ねるごとに「健康や将来への不安」と回答する割合が増加する結果となった。

  • 「理想とする体型は今よりどうなりたいか」の回答理由

    「理想とする体型は今よりどうなりたいか」の回答理由

SNSや友人、芸能人などと自分の体型を比べる頻度について、全体平均で約24%が「ほぼ毎日」「よくある」と回答した。なかでも、年齢グループが下がるほど、他者と体型を比較する頻度が高くなる傾向が見られた。

  • SNSや友人、芸能人などと自分の体型を比べることはどのくらいありますか?

    SNSや友人、芸能人などと自分の体型を比べることはどのくらいありますか?

他者との比較が実際の食行動に影響

SNSや友人、芸能人などと自分の体型を比べる頻度ごとに、回答者の直近1ヶ月のあすけんへの食事記録データから平均エネルギー摂取量を抽出した。その結果、全年齢グループにおいて、比較する頻度が高いほど、平均エネルギー摂取量が低いという傾向が見られた。

特に29歳以下の年齢グループにおいては、「ほぼ毎日」比較する人は、「ほとんどない」人と比べて1日あたり約129kcalも平均エネルギー摂取量が少ないことがわかった。この差は30代(約80kcal差)、40歳以上(約62kcal差)と比較して突出しており、若い世代ほどSNSなどでの比較が実際の食行動に与える影響の大きさを示唆しているのではないかと考えられる。

  • 他者との比較頻度と平均エネルギー摂取量

    他者との比較頻度と平均エネルギー摂取量

食事への罪悪感を感じる頻度について、約半数近くが「よくある」「ほぼ毎日」と回答した。一方、食事への罪悪感という心理的な問題は、実際のエネルギー摂取量とは大きく関連していないことがわかった。

このことからも、実際の食行動に影響を与える「他者との比較」という心理的な負担の強さがうかがえる。

  • 予定より多く食べたときに罪悪感を感じることはありますか?/罪悪感を感じる頻度と平均エネルギー摂取量

    予定より多く食べたときに罪悪感を感じることはありますか?/罪悪感を感じる頻度と平均エネルギー摂取量

今回の調査を受け、あすけん管理栄養士の道江美貴子氏は、次のようにコメントしている。

「今回の調査で明らかになったのは、医学的には『標準』とされる体重であっても、自分を『太っている』と感じてしまう女性が非常に多いという現実です。特に若い世代では、SNSなどで目にする理想化された外見と自分を比べる意識が強く、それが実際の食行動にまで影響していることが示唆されました。『美しさ』や『理想の体型』は、人の数だけ違っていてよいものです。本調査を通じて、自分らしい心地よさや健康を大切にする考え方が、これからもっと広がっていけばと願っています」(道江美貴子氏)