タレント、女優、グラビア、スポーツ番組M Cなど、マルチに活躍している磯山さやか。8月24日に放送されるNHKのプレミアムドラマ『コトコト~おいしい心と出会う旅~』茨城編(BS・BSP4K 22:00~22:59)では、芋農家・高橋家(高ははしごだか)の妻・高橋由紀恵役を演じた。磯山にインタビューし、地元・茨城が舞台の作品に出演する喜びや、仕事に対する思い、今後の展望などを聞いた。
『コトコト』は、百貨店のバイヤーの主人公・結稀宏人(古川雄大)が、日本全国の魅力的な食材を探して全国各地を旅する人情グルメ物語。茨城編で、夫と娘の間で板挟みになる芋農家の妻を演じた磯山は、地元舞台の作品への出演に喜んでいる。
「本当にうれしいです。茨城を舞台にした作品はなかなかないですし、その中で茨城出身者として私のことを思い出してくださる方がいて、こうして出演させていただけることになり光栄です」
磯山は2006年からいばらき大使も務めており、故郷への愛情が強い。
「茨城のお仕事はできる限りやりたいと思っていて、今回、茨城出身者として出演できたことに誇りを感じますし、今頑張っているお芝居と大好きな茨城が融合するというのは、私の中ですごく新しいことでうれしいです」
昨年10月期のフジテレビ系月9ドラマ『嘘解きレトリック』に小料理屋の女将役で出演し、今年4月期のテレビ東京ドラマプレミア23『夫よ、死んでくれないか』で安達祐実、相武紗季とトリプル主演を務めるなど、重要な役どころを任されることが増え、女優業のやりがいを感じているという。
「演じる大変さと楽しさがやっとわかってきました。今まではゲスト出演が多かったですが、長く同じ役を演じると、お芝居への取り組み方や感じ方が変わってきて。感情の変化を考えてキャラクターを作り上げることを意識すると、自然とこういう表情や動きになるんだろうなということがわかってきました。チームプレーな感じも楽しいですし、『見ました』と言ってくださる方がすごく増えて、これが演じることの喜びなのかなと感じています」
「全部中途半端なのではないか」とマルチな活動に悩んだ時期も
2000年10月にグラビアでデビューしてから25年。バラエティ、野球番組、女優と活躍の幅を広げてきたが、自身の活動スタイルに迷っていた時期もあったと打ち明ける。
「以前は、こんないろんなことをやらせていただいて、『一つ一つに集中できていないんじゃないか』『全部中途半端なのではないか』と思ったり、そう思われているのかなと思ったり、そういう風に悩んでいた時期もありました」
だが、20年以上このスタイルを続けてきて、「これが自分なんだ」と胸を張れるように。
「こんなにいろんなことをやらせてもらえているって特殊なことだなと最近思うようになり、これってすごく感謝だなと感じているので、これからもできる限りいろんなジャンルをやっていきたいなと。自信を持っていろんなことをやりたいと言えるようになりました」
そう思えるようになったきっかけを尋ねると、年齢や経験を重ねたことに加え、2021年に所属事務所から独立し、新事務所を設立したことも転機になったと答えた。
「自分で会社を作り、一つ一つの仕事に対する感謝の度合いがより深くなり、いろいろなことをやらせていただけていることがすごくありがたいとより感じるようになりました。マネージャーさんと一緒にですけど、すべての選択を自分でしないといけないというところで責任感も増し、一つ一つのことに今まで以上に丁寧に向き合うようになりました」
デビュー25周年で写真集発売 「結婚したらグラビア卒業」は変わらず
2023年に39歳で写真集『and more』を発売した際に、「40代でグラビアをやるというのが考えられない」とグラビア引退を示唆していたが、デビュー25周年を迎える今年10月22日に最新写真集を発売することが先日発表された。
「ファンの方から『また写真集を出してほしい』という声もありましたし、出版社の方からも『出しませんか?』という声をいただいて、25周年、感謝の思いを形にしたいということで頑張りました(笑)。40代になってグラビアをやるというのが初めてで、これが本当に正解なのかまだわからないですけど、できる限りの集大成というか、ファンの方が喜んでくれたらいいなと思って撮影しました」
以前から「結婚したらグラビアを卒業する」と公言しており、その気持ちは変わっていないという。そして、グラビアは「毎回最後のつもり」で挑んでいると言うものの、求めてくれる人がいたら今後も検討するつもりだそうで、「まだ今後についてはわかりませんが、そういう声をいただいたら応えたいという気持ちはあります」と話した。

