「やってもやっても、枯渇感がある」「あれもやりたい、これもやりたいというものが出てくる」
仕事についての話をするなかで、岩田剛典はこう語った。現在放送中のドラマ『DOCTOR PRICE』(読売テレビ・日本テレビ系 毎週日曜22:30〜)で主演を務め、今年11月21日には主演映画『金髪』の公開も控える。さらに、自身初となるアジアツアー実施の発表をするなど、ソロアーティストとしての活動にも余念がない。表現の場を広げ続けるその裏で、岩田剛典が見つめる「働く意味」とは――。
鳴木というキャラクターをどう作ったか
――『DOCTOR PRICE』第1話の展開、スカッとしました。(※インタビューは第1話の放送日付近に実施)
ありがとうございます。
――葛葉先生(阿部顕嵐)の転職を成功させるために、新井先生(宮内ひとみ)が割を食ってしまうのかと思いきや、岩田さん演じる鳴木はそこも見事で。安心したといいますか、鳴木がどんな人物なのか少しだけ分かった気がしました。
なるほど。そう観ていただけたんですね。
――とはいえ、見るからに善人そうな石上(三浦貴大)が、「あいつは、潰さなきゃいけない」と言っていたり、まだ善か悪かはっきりしない部分があります。その辺りを含めて、鳴木をどういうふうに見せようという狙いはありましたか?
過去に起こった事件のことがあるので、感情的になるキャラクターではあると思います。ただ、原作がコミックということもあって、その作画のイメージに、かなり役作りで助けられている部分があって。本当に表情一つ変えず、淡々と物事を進めていく感じは、わざとドライで冷たくやってるというよりは、とにかく無駄がない人間。そういうイメージで演じています。
表情で芝居する必要がないくらいセリフが多いから、そのセリフを自信たっぷりに表現すれば、鳴木というキャラクターになるという感覚がありました。最初は、監督と話し合いながら、僕がちょっとキャラクターを作りすぎてしまっていた部分をそいで、人っぽくして、芝居は1週間ぐらいで固めましたね。
それから現場に入って、もう2カ月くらいになるのかな。撮影は、スタッフの皆さんがすごく素晴らしいので、とにかく(進行が)速いですし、すごく風通しの良い現場になってるなと思います。
『DOCTOR PRICE』第1話以降の見どころ
――第1話を観た視聴者の方へ、第2話、第3話……と今後の見どころを伝えるなら、どういったところになりますか?
第1話をご覧になっていただいて、スーパーマンみたいな、全部を手のひらの中で転がしちゃう賢い主人公像をイメージされると思うんですけど、なかなかうまくいかないことが今後、話が進んでいくと出てくるところですね。
そうなったときに、鳴木がどう企てて乗り越えていくのか。あとは、予告映像を観ると、すごく重厚なドラマに見えるかもしれないのですが、案外、息抜きのシーンも結構多いドラマになっていて。特に、鳴木と夜長のタッグ感みたいな部分を楽しんでもらえると思ってます。
――日曜のゴールデン帯にぴったりな感じのドラマというわけですね。
はい。ホッと一息つけるようなシーンもたくさんあります。



