中京テレビ・日本テレビ系バラエティ番組『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』(毎週火曜19:00~)が、きょう17日に放送。ゲストに、上戸彩が出演する。

  • 120円チャーハン

青森・青森市で見つけた、オモウマいラーメン屋は、背脂とチャーシューを煮たしょうゆダレをベースとした名物「純ラーメン」(680円)や、自家製みそダレと豚骨スープを使った「コク味噌ラーメン」(680円)などが人気。しかもラーメン類は煮干し・昆布・シイタケのお惣菜が食べ放題で、コーヒーも付いてくる。

もうひとつ大きな特徴が、オリジナルブレンド米「青天の霹靂&はれわたり」を使った「チャーハン」。約230gと1人前相当だが、値段は120円。調理担当は女性店主の男性パートナーで、その数は3年で10万食以上になる。値段が値段だけに原価割れしているが、「おもてなし」だと男性は意に介さない。しかも調理している時間は無給だというが、その分「自分が気持ちよくチャーハンを作れる」と、毎日懸命に鍋を振っている。

茨城・ひたちなか市にある、創業48年目の老舗寿司屋は、「マグロ(2貫)」「たこ(2貫)」「えんがわ(1貫)」「えび(2貫)」「つぶ貝(1貫)」など、この時代に全品が100円。その安さから、カウンターだけの店にもかかわらず高校生が訪れることもある。

しかしながら、店主の寿司へのこだわりは強く、仕入れや仕込み、魚の保存の仕方まで、そのすべてに職人技が光る。今でも仕込みから閉店まで1人で行っているほか、高齢ながら今年も2~3日しか休んでいないそう。また、寿司1皿100円を「回転寿司がない時代からやっていた」と自負する店主だが、店のあるものが「スイッチを入れると回転しちゃう」とも語る。そのあるものとは――。

茨城・那珂市で見つけたのは、「もうじき3ケタ」と自身の年齢を語る女性店主が、娘と切り盛りしている居酒屋。「豚唐」や「ぶり大根」といったおかずから、「チャーハン」「オムライス」「目玉焼き丼」といったごはんものまで、合計70種の総菜がズラリと並ぶ。しかも値段は全品100円。昼は総菜屋さんとしてオープンしており、近隣住民にとってもありがたい場所となっている。

いつも笑顔で客を迎え入れている店主親子。創業から12年間、値上げをせず、その気前の良さが客に喜ばれている。