現在放送中の連続テレビ小説『あんぱん』(NHK総合 毎週月~土曜8:00~ほか ※土曜は1週間の振り返り)で柳井嵩(北村匠海)の弟・千尋役を演じている中沢元紀にインタビュー。子供の頃から『アンパンマン』が大好きだという中沢に、本作出演の喜びやロールパンナになりきって遊んでいたという思い出を語ってもらった。

  • 連続テレビ小説『あんぱん』柳井千尋役の中沢元紀

    連続テレビ小説『あんぱん』柳井千尋役の中沢元紀

112作目の朝ドラとなる『あんぱん』は、漫画家・やなせたかしさんと妻・暢さん夫婦をモデルに、何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描く愛と勇気の物語。小松暢さんがモデルのヒロイン・朝田のぶ役を今田美桜、やなせたかしさんがモデルの柳井嵩を北村匠海が演じ、脚本は中園ミホ氏が手掛けている。

中沢が『アンパンマン』のキャラクターの中でも特に愛しているのがロールパンナ。「子供の頃からロールパンナちゃんがずっと好きだったので、ロールパンナちゃんの格好をして遊んでいました。風呂敷をマントに見立てて、布団叩きにリボンをつけて、お母さんと一緒に戦っていました」と子供の頃の思い出を明かす。

ロールパンナの魅力について尋ねると、「妹のメロンパンナちゃんがピンチな時にやってきて助けて、すぐ颯爽と帰るクールな感じが好きですし、ロールパンナちゃんは二面性があって、そこに小さい頃、惹かれていたのだと思います」と答えた。

『あんぱん』に出演した今もその愛情は変わることなく、「変わらずロールパンナちゃんは好きですし、アンパンマンももちろん好きです」と話す。

その一方で、ジャムおじさんをモデルにしている阿部サダヲ演じるヤムおんちゃんこと屋村草吉を見て、「ジャムおじさんの見方が変わりました」と明かし、「アンパンマンの生みの親というところもあり、『あんぱん』をやって『アンパンマン』をもう1回見た時に、一人ひとりモデルがあるので、『ドキンちゃんはのぶさんだ』とか、そういう見方も加わりました」と語った。

子供の頃から大好きだった『アンパンマン』を題材にした本作で朝ドラ初出演を果たした中沢。「本当にうれしかったですし、親が一番喜んでくれました。ずっと『アンパンマン』を好きだったことも知っていますし、『よかったね』と言ってくれました」とうれしそうに話した。

■中沢元紀
2000年2月20日生まれ、茨城県出身。2022年、WEB CMドラマ『メゾンハーゲンダッツ ~8つのしあわせストーリー~」で俳優デビュー。2023年10月期のTBS系日曜劇場『下剋上球児』でエースピッチャー・犬塚翔を演じ注目を集めた。そのほかの主な出演作は、ドラマ『ナンバMG5』(22/フジテレビ)、『埼玉のホスト』(23/TBS)、『ひだまりが聴こえる』(24/テレビ東京)、映画『沈黙の艦隊』(23)、『さよならモノトーン』(23)、『ファストブレイク』(24)など。

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