俳優の中村雅俊が、YouTubeチャンネル『関根勤チャンネル』にゲスト出演。デビュー当時の撮影裏話を語った。

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中村雅俊が語った“監督の演技指導”

昨年、芸能生活50周年を迎えた中村。デビュー当時について、「今の役者さんはバラエティに出たりして、素顔を見せるじゃないですか。俺がデビューしたころは、素顔を見せるな! 役者のイメージをかたくなに守れ! みたいな」と振り返り、「極端な話ですけど、付き合う人も一般人じゃダメだ! みたいな。それぐらい私生活を語らない、見せないというのはありましたね」と明かした。

また、中村は、「昔の監督や演出家と、今の演出家やディレクターは、気質が全然違う」とも。「演技指導って今しないでしょ? 今はセリフを言って、トチらなきゃOK」だとする一方、「昔は、“そうじゃねぇ!”って監督が(笑)。“ああ～っ! もう一回!”って。本当にいい演技に達するまで、すごいやってた」と吐露。「学校の先生役でデビューしたんですけど。生徒役の子がNG出すと、“なんだお前! お前のギャラよりもフィルム代が高いんだ!”って」というエピソードも披露した。

当時の映画やドラマはフィルムで撮影していたため、関根勤は、「あんまりNG出すと、始末書書かされる(笑)」と振り返って苦笑い。中村は、「本当に当時の撮影事情って、今思い出すと本当に滑稽ですよね」と言いながらも、「なかなか楽しい時代でもあった。16ミリでデビューして、しばらく16ミリのドラマをやってたんで。今とは違うので、懐かしく思いますね」としみじみ語っていた。

【編集部MEMO】
関根は、2022年5月に公式YouTubeチャンネル『関根勤チャンネル』を開設。現在、チャンネル登録者数は25万を超え、総再生回数は9,000万回を突破。概要欄では、「関根勤がこれからの日本の未来を支えていく若きサラリーマン、学生の皆様そして若手芸人の皆様に少しでもお役に立てる情報を発信していきたい」と方針を掲げている。