大正製薬は6月3日、「保育園の洗礼に関する実態調査」の結果を発表した。同調査は4月4日~9日、0歳~6歳の子どもを保育園に通わせている親254人を対象に、インターネットで実施した。
4~6月に保育園をお休みさせた経験があるか尋ねたところ、83.5%が「ある」と回答した。2024年の調査時(80.9%)よりも、さらに増加したことがわかった。
休ませる原因となった症状トップ3は2024年・2025年とも、「鼻水が出る」「熱が出る」「せきが出る」で、中でも鼻水の割合が高くなっている。
保育園に通い始めた子どもが、風邪などの感染症にかかる現象は「保育園の洗礼」と言われている。この「保育園の洗礼」という言葉を知っているか尋ねたところ、認知度は約8割だった。45%は内容まで把握している。
子どもが風邪をひいた時は、何日くらい保育園をお休みしたか尋ねたところ、「3~4日」という回答が2024年・2025年とも最も多かった。
子どもが保育園を休んだ際の困りごとを聞くと、「親も仕事を休まないといけない」「(働けないと)収入面が心配」「他の子供にうつさないようにするのが大変」「夫婦間のスケジュール調整が大変」といった声が寄せられた。