フォーイットは6月4日、「ライドシェア」に関するアンケート調査の結果を発表した。同調査は2月14日、全国の20代~60代までの男女500人を対象に、インターネットで実施した。

  • ライドシェア、3人に1人が利用意向あり 一方で慎重な声も

ライドシェアが実用化されたら、乗車客として利用したいと思うか尋ねたところ、最も多かった回答は「あまり利用したくない」(22.0%)だった。次いで、「料金次第で利用を検討する」「わからない」(各15.8%)が同率で続いた。全体で見ると、31.4%が「利用したい」というポジティブな回答をしている。

男女別で見ると、「積極的に利用したい」や「機会があれば利用してみたい」などの回答は男性が多かった。「利用したくない」「わからない」という回答は女性が多く、男性の方がライドシェアの利用にポジティブな傾向があることが分かった。女性の13.6%は、「安全性が確認できれば利用したい」と回答している。

  • 女性の心理的ハードル高くも「安全性次第」で利用の可能性

未婚・既婚別で見ると、ライドシェアの利用にポジティブな回答をした人は既婚者が多かったのに対して、「絶対に利用したくない」や「わからない」という回答は未婚者が多かった。

  • 既婚者の利用意向高、子連れ利用も想定か

世帯年収別で見ると、世帯年収が「~500万円」や「501万~1,000万円」の層ではライドシェアの利用に慎重な回答をした人が多かった。しかし、「1,001万円~」の層では「積極的に利用したい」と回答した人が16.7%と10%以上の差をつけている。

その理由について同社では、「割高でも移動時間が短縮できれば支出を厭わない傾向にあることが推察できること、ライドシェアという新しいサービスを体験するという経験そのものに高所得者は価値を見出している可能性がある」とコメントしている。

  • 高所得者層ほど利用に前向き