元プロ野球選手で野球解説者のアレックス・ラミレス氏が5月30日、YouTubeチャンネル『[ラミレス公式]ラミちゃんねる』で公開された動画「【白熱討論】中日不動の4番へ細川成也向上計画!! 石川昂弥は〇〇だから長打を打てない!? 前中日ヘッド片岡が明かす中田翔獲得の衝撃理由とは? 【片岡篤史コラボ(2)】」に出演。中日・細川成也の弱点を指摘した。
細川成也の弱点をラミレス氏が指摘
2024年は143試合に出場し、打率.292、23本塁打、67打点という成績を残し、現役ドラフト経験者で初となるベストナインにも選ばれた細川。しかし今季は開幕から不調で、また、右脚の負傷もあり、5月5日のDeNA戦を最後に2軍での調整が続いている。
そんな細川に話が及ぶと、ラミレス氏は「中日は監督もコーチも変わって、バッティングコーチがふたりとも左打者で、細川もこれだけ結果を出して、4番バッターの気持ちでシーズンを迎えて『え、6番?』(と思ったはずだ)」と、石川昂弥が4番として起用され、細川が6番スタートだったことに同情。
その後、ラミレス氏は「細川の弱点はここ(脇付近)が開きすぎている。バットが体から遠すぎる。そうなると外の球が打ちづらい」と、細川の打撃フォームゆえの弱点を指摘しつつ、「細川がいい時は体の近くからバットが出ている。そうなると、どの方向にもホームランが出るね」と評した。
また、「タイミングがいいから、155キロ出ていても問題ないね」とタイミングを合わせる技術を称賛したうえで、「ひとつアドバイスさせてもらうなら、岡本和真もそうなんだけど、立ち位置をピッチャー寄りにしているよね。細川も立ち位置をピッチャー寄りにして、しっかり引き付けて打てばフェアは多くなるね」と助言していた。
【編集部MEMO】
アレックス・ラミレス氏は、東京ヤクルトスワローズや読売ジャイアンツ、横浜DeNAベイスターズなどで活躍した元プロ野球選手。DeNA時代に日本通算2000安打を達成し、外国人選手では史上初の名球会入り。引退後はDeNAの監督も務めた。