キッズラインは、「父の日」に関するアンケート調査結果を6月3日に発表した。同調査は2025年5月17日〜5月25日の期間、0~17歳の子を持つ父親379人を対象にインターネットを用いて行われた。
昨年の父の日に何かしら労ってもらったと感じた父親は全体の約7割(68.7%)にのぼった。これは、「特に何もなく、普段通りの一日だった」(25.1%)と「覚えていない」(6.2%)を除いた結果。
中でも「家族から感謝の言葉をかけられた」と回答した人は48.3%と、半数近くに上り、プレゼントや外食などの"モノ"や"イベント"よりも、"言葉"で感謝を伝える家庭が多い傾向が見られた。
一方で、「特に何もなく、普段通りの一日だった」と回答した人も25.1%と4人に1人に上り、自由記述では「父の日自体を意識していない 」「気持ちだけで充分。特別な日だとは思わない」など、父の日を気に留めていない家庭も一定数存在することが明らかになった。
父の日に何かしらの労いや感謝の気持ちを受け取りたいと思うか聞いたところ、「とてもそう思う」(13.9%)および「できれば何かしてもらえたら嬉しい」(41.8%)を選択した人の合計は55.7%となり、父親の過半数が何らかの形での労いや感謝を望んでいることが明らかになった。
一方で、「特に求めていない」とする回答も23.8%あり、父親の間でも「父の日」に対する考え方には幅があることがうかがえる。
また、「父の日に何かしてもらえたら嬉しい」と回答した人に対し、具体的に何をしてもらえたら嬉しいかを尋ねたところ、最も多かったのは「『ありがとう』など感謝の言葉をもらいたい」(70.0%)で、7割に達した。
次いで「家族とゆっくり過ごしたい」(41.1%)、「手紙やメッセージをもらいたい」(37.8%)と続き、モノやイベントよりも、心のこもった言葉や時間の共有に価値を感じている父親が多い傾向が見られた。
一方で、「自分ひとりで自由に過ごす時間がほしい」(15.6%)、「朝起こさずゆっくり寝かせてほしい」(15.0%)といった、“静的な休息”を求める声も一部見られた。