商船三井は、7月19日に、アジア太平洋トレードセンター(大阪市住之江区、以下「ATC」)において、体験型の企業ミュージアム「商船三井ミュージアム ふねしる」を開業する。本ミュージアムでは、「海運と商船三井グループに出会うミュージアム」をコンセプトに、海運のスケールの大きさや、生活に対する船の役割、海運のしごと、未来の姿などを、各種体験展示を通して、楽しく学ぶことができる。また、オリジナルメニューを提供するカフェや、ミュージアムショップも併設する。
本ミュージアムは、三井商船グループ社員が自らの能力を存分に発揮し、主体的にチャレンジできる場を提供すると共に、変化する事業環境の中で、既存の枠にとらわれない事業やサービスのアイデアの受け皿となることを目的として2019年9月より導入された「商船三井グループ新規事業提案制度」で採択された構想から誕生したという。人々の毎日の暮らしを海運が支えていることや、日々技術革新を行っていることを、広く一般の方々に、楽しみながら知ってもらいたいという想いのもと、ミュージアム構想が生まれた。
展示コーナーでは、「海運を知る」コーナーとして横幅30メートルの大迫力のシアターや、現役の商船三井グループの船舶模型の展示などを通じ、私たちの生活を支える海運について、楽しく学ぶことができる。来館者が描いた船の絵が壁面を動く、インタラクティブアートも展示予定。
「仕事を知る」コーナーでは、航海士・機関士をはじめ、海運に携わる仕事を、シミュレータや模型、イラストパネルなどにより、楽しく学ぶことができる。特に、日本初となる一般向け全周操船シミュレータでは、310度あるスクリーンによって、没入感と迫力のある操船体験を行える。
「商船三井グループを知る」コーナーでは、商船三井グループを象徴する歴史のサイネージや、現在の商船三井グループに関する各種のパネル展示を通して、これまでとこれからの商船三井グループの取り組みを紹介。また記念撮影コーナーでは、船員の制服を着用し、記念撮影を行うことができる。
また併設するカフェでは、「海を渡って運ばれた食べ物を食べてみよう」をテーマに、オリジナルカレーをはじめとする食事や飲み物を提供。さらにショップでは、ミュージアムの学びを持ち帰ることのできるオリジナルグッズのほか、商船三井グループグッズをはじめ、多数の商品を用意する。カフェとショップは入場無料。
その他、入館料・開館時間・休館日等 施設に関する情報は、ミュージアム公式ホームページで発信していく。